アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

✴︎Kantolaと挽き割り豆とトマトのスパイス炒め煮(覚書き)

出し遅れた先月の話。車で遠出してインド人街に行った。昼食を取ったレストランは我々以外の皆さん本場な感じ。バフェ(バイキング)形式で品数が多くどれも美味しく、お腹がいっぱいになっても名残惜しく店を後にした。

その後同じ街のスーパーに。丸太のようなバナナの茎の輪切りや巨大なバナナの花は、一体どうやって使うのだろう。
野菜をいくつか買った。
Kantola、苦瓜、ロングビーンズ、サグ(saag)、発芽したムング豆、生カレーリーフ、paanという葉っぱ。paanはこの時点で使い方がよく分からないが取り敢えず。
 
トゲのような毛で覆われたKantola(カントラでいいのか?)は他の野菜に比べると結構な値段。全く未知の物体だがビジュアルに惹かれて少量購入。

f:id:pyopyopyon:20160629110726j:plain

 
ウェブでザッとレシピを検索してこのレシピを参考にさせてもらった。
 
なのだけど、買って来た量が余りにも少な過ぎたので他の材料をカサ増しして、似ても似つかぬものとなった。手順はほぼ同じ。美味しかったので記録する。
Kantola美味しい。苦瓜の仲間らしいが、なんというか、アーモンドに似た甘みと歯ごたえがあり、種に風味がある。もっと買っておけばよかった。
 
 
・カントラとトマトと豆のスパイス炒め煮。

f:id:pyopyopyon:20160629111322j:plain

 (わかりにくいけど ボコボコ穴の開いた物体がカントラ)
 
材料:
・大蒜:2個(オリジナル8個。みじん切り)
・赤唐辛子:(オリジナルは青唐辛子6個。)
 
・Kantola:60g(オリジナルは250g。ざっくり櫛形に切る。)
・玉ねぎ:大4分の1くらい(ざっくり微塵切り)
・マッシュルーム:半パックほど(オリジナルは無し。主役のカサ増しに加えた。)
 
・トマト:ミニトマト8個?(オリジナルは小2個)
・塩
コリアンダー粉:小匙1(オリジナルは大匙1)
ターメリック:小匙2分の1(オリジナルは大匙2分の1)
・レンズ豆:大匙2(オリジナルは挽き割り雛豆)
・香菜:3〜4茎(微塵切り)
ガラムマサラ:小匙1(オリジナルは大匙2分の1)
 
手順:
豆を水に浸しておく。大蒜、青唐辛子、玉ねぎ、マッシュルーム、トマトは切っておく。
 
1  オイルを熱して大蒜をじっくりと揚げ炒めにする。青唐辛子を加える
2   Kantolaを加えて混ぜ合わせ、蓋をして少々柔らかくする。
3   玉ねぎを炒め合わせる。マッシュルームもここで入れた。
4   トマト、その上に塩を加えて そのままトマトから水分が出て煮崩れるのを待つ
5   コリアンダー粉、ターメリックを加えて混ぜたら、
6    豆を加えて数分炒める。
7   香菜を混ぜ合わせる。
8   コップ1杯の水を加えて 水が無くなるまでゆっくり煮詰める。
8   ガラムマサラを加えてドライになるまで炒め合わせる。   
 
その日も美味しいが翌日ちょっと残しておくと一段とこなれていた。
マッシュルームの出汁があるので無難に旨くなると思っていたが、今度はそれ無しでKantolaを堪能したい。

紅鮭とポロ葱を焼き、苦瓜の味噌漬けとオレンジ皮チャツネを添えた生野菜にドンと載せて手早い食事

記事がたまりつつあるが、ごく最近の気分から。

f:id:pyopyopyon:20160704110533j:plain

ソックアイサーモン、日本の紅鮭に当たる。

珍しく店頭に並んだので買ったが、味を付ける意欲、というか味を楽しもうという意欲が湧かない。何か食べねばととにかく酒と塩を振る。
 
リークを厚く切ったのに塩とココナツオイルを振って、テラコッタに入れて蓋をして、オーブントースターでベイク、同時焼き上がりを見計らうタイミングで上記サーモンとマッシュルームぶつ切りを入れたトレーをテラコッタ皿の上に。テラコッタ皿は薄いのでオーブントースターに難なく重ねて治って蒸し焼きに持ってこい。最後に上から加熱。
 
適当に千切ったエンダイブに乱切りラディッシュと香菜、昼に仕込んでおいた薄切り苦瓜と昆布を味噌に混ぜておいたもの、オレンジの皮チャツネを無造作に載せた上に、焼いたものをドンと載せた。
水が多すぎて失敗したミントチャツネをソース代わりにたっぷりかけて。
あ、まだこれ記事にしてない。
ベランダの涼しい空気が食べ物をよっり美味しくしてくれた
 
 
ちなみに、苦瓜の即席味噌漬けとオレンジチャツネを一緒に食べると大変良い。
和え物にしてみようか。
 
 
 
その後、相方がグリーンのタバスコを振って焼いたラムも。

f:id:pyopyopyon:20160704110630j:plain

 
 
 
オレンジの皮チャツネは今これが定番。
今回は生姜とチリを多めに、良い感じ。

ルピーニ(うちわ豆)瓶詰めとたんぽぽの葉のスパイス炒め煮、生アーモンドを食す

遠方のトルコ人街を通りかかった際、駐車場を探して食料品店に入るとシリア食材店だった。

ドライフルーツの対面式カウンターのウィンドーには様々な産地の、見かけも違うデーツがずらりと並ぶ。
枝に付いたままのチュニジア産のものと、時期限定だという生デーツを買った。
生の実は繊維と粉を甘味で練ったかのような濃厚な食感だった。
 
あと、店の一押しコーナーで大量に積まれていた瓶詰め豆を買った。ルピーニ(うちわ豆)。方形で白っぽいベージュの豆だ。よく使うイタリア食材店で見ていたが買ったことはなかった。
開けてみると、固く、塩辛く、酸っぱい。
調べると、この豆は地中海から中東で食され、茹でた後毎日塩水を替えてアク抜きをした後スナックとして摘む、というのが一般的な食べ方のようだ。要するに、茹で豆の塩漬けということか。塩漬け食材は苦手意識があり、おおいにたじろいだ。世界の食の知恵袋、id:ricoteas さんにアイデアを伺い、豆カレーのような感じでスパイスで煮込むことに。(追記:リコさんからは色んなアイデアをいただいた。マフィンやパウンドケーキに入れて焼かれるつもりとのことで、他にはハマスっぽいのやファラフェルっぽいものへの利用など)

 

塩味に苦味で対抗しようと、手持ちのたんぽぽの葉の大束を入れた。記憶が曖昧だが、たぶん助っ人に使ったのは以下。
マスタードシード、大蒜、玉ねぎ、コリアンダーシード、ターメリック、アサフェティダ、フェヌグリーク、赤唐辛子。炒めて、煮込んで、味を見るとまだ塩味勝っている。グレープトマトとズッキーニを足して、あとは時間変化を見ることにして打ち止めにした。
 

f:id:pyopyopyon:20160701004652j:plain

私にはまだ塩辛かったが 相方はなかなかいけるという。
ラディッシュの葉の大蒜炒め(塩無し)と、ダイナソーケールと胡瓜をお供に食べると少し良い感じに。
 
残ったものを3日置いておくとこなれ馴染んでいた。
 
 
 
因みに同じ店で生の果肉に入ったアーモンドを買った。 

f:id:pyopyopyon:20160701004935j:plain

 
これも量り売りで大量に積まれていて、次にレジに並んだおじさんが大量に買っていたので聞くと、種(アーモンド)を出して、塩をつけてそのまま食べると酒のつまみに良いという。
 
そのようにしてみたが生のグリーンピースのような青臭みと食感でそんなに美味しいとは思えず、慣れかなと思ったりした。水に6時間ほど浸けると乾かない状態で美味しく食べられたが、乾くとへにょへにょになってしまった。