アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

✴︎鱈と洋梨を、バターとひよこ豆粉と全粒粉の生地で蓋して焼いてみる(試作)

どう名付けて良いか分からなくてタイトルが長くなった。

鱈を買った日、これをパイ生地で包んで焼いてみたいと思った。

パイは率先しては食べないのにどうしたことか。市販品の生地にさえ触れたこともないのだが、とにかく取り掛かる。

 

あまりにグロテスクで載せるの止めようかと思ったが、今後に発展させられそうな感じもあったので、恥を捨てて記録する。

(これを失敗と呼ばない自分のことをしたたかだと思う。)

 

 

 初めてなのに材料をいろいろ変えてしまった。

 

小麦粉が無く、全粒粉使用。

・豆っぽい甘さが欲しかったので、そのうち半分強をひよこ豆粉に置き換えた

・パイ生地と言っときながら、まだたっぷり残っているバターミルクが気になって唐突に心変わり。ベーキングソーダとバターミルクを入れた。(そして名付けようが無くなった)

 

最終的な材料:

ひよこ豆粉と全粒粉(ひよこ豆多め、合わせて半カップ弱)

・塩(気持ちは小匙1/8)

・ベーキングソーダ(小匙1/2弱

・無塩バター(大匙1

バターミルク(大匙2

 

具材:

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・鱈200〜250gの厚い切れ

・洋梨1個(リークが欲しかったが、代わりに手元にあった古くなった洋梨を使った。)

・チャットマサラ

・ライム汁

・ライム皮

芽キャベツ(大1個)

 

手順:

 

生地を作る:粉類を合わせてバターを切って混ぜ込み、バターミルクで生地をまとめて30分ほど寝かせる。

具を作る:洋梨を適当に切ってライム汁をまぶす。鱈にチャットマサラをまぶす。芽キャベツを6等分する。

さて、生地を伸ばそうとすると麺棒にひっついて伸びない。

スプーンで押し伸ばしてもスプーンにひっつく。

結局包むのは断念して、蓋のように覆うことに。

 

休ませた生地を千切れ千切れながらなんとか伸ばして、それをパズルのように組み合わせれば覆えるサイズの容器(結局テラコッタ皿)に具を詰め込んで、なんとかかんとか蓋をする。

200c強のオーブントースターで5分ほど焼いてから160cで鱈に火が通るまで(50分ほど?)焼いた。

 

 

出てきたもの。

遺跡発掘現場のようだ。

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 生地はとても美味しい。粉の甘みが生きた素朴な味バタークッキーのようだ。伸ばす必要のない、別のことに使ってみたい。

 

 

中身。半分消費したところ。

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今度は生地を改良して、リークでやってみよう。パイ生地に軌道修正しないのかと自分で突っ込みたくなるが、この食感、なんか妙に気に入った。

 

 

 

 

✴︎ロースト芽キャベツと黒豆のチリ風味和え物

単純すぎる1品だけど好物なので載せる。

・ロースト芽キャベツと黒豆のチリペッパー和え

 

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黒豆を煮てある時に作る。

寝る前に鍋でたっぷりの水に浸しておき、起きた時そのまま煮たり、少量のフェヌグリーク、またはグリーンチリを加えることも多い。

 

この時はフェヌグリークを少し加えて煮たもの。オリーブオイルだけでローストした芽キャベツに、黒豆を煮汁も一緒に和えて、チリペッパーフレークをかけた。見た目地味だが口の中では結構派手。

 

 

 炊き込みご飯と食べた。

あと、ほうれん草の玉子巻きと鱈の粉物生地被せ焼き少々。

メニューがメチャクチャだった。

10年ぶりの五目飯と南国サラダ:(初めて鍋で米を炊く)

米は苦手だが炊き込みご飯は好きだ。一人暮らしの頃は、手持ちの炊飯器で五目飯しか炊いたことがなかったかも知れない。その後腐敗事件をきっかけとして10年間作っていなかったが、一人になって数日経ち、ふと作ってみたくなった(相方しばらく留守)。

思う存分に野菜と鱈を入れて、それらの甘みや出汁を楽しみたい。3号釜では小さそうなので深鍋で炊くことにした。鍋で米を炊くのも初めてである。

 

水に浸してざるに上げた米1合。

人参大1本と、それに同量ほどの大根を拍子切り。

椎茸100〜150g、残っていた蒟蒻半枚も千切って入れて、油抜きした油揚げ半枚を刻み、生姜を細く切って、椎茸と干瓢の煮汁(寿司作りの残り)半カップほど、醤油少々。

具の水分が多いはずなので水は加えない。

以上をざっくり合わせ、上から鱈の切り身(200〜250gくらい)と海老。

あと水で濡らして種を除いた大きなチポトルチリを、手で割いて加えてある。

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海老は別の料理に使うつもりだが、エキスを米に吸わせつつ加熱してしまう目論見。

酒を振って蓋をして中火で沸騰したら火力(電気だが)を2回落として15分、一呼吸強火にして火を止めて15分ほど蒸した。

 

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刻んだねぎを混ぜ込んでよそおう。

刻んだライムの皮と、徳島の海苔。

おお。久しぶりに美味しい。

チポトレチリの芳しい香りは醤油とよく合うのだ。

丼にたっぷりおかわりだ。

 

海老は酢の物にしようと思ったが、使いかけの紫玉ねぎとトマト、そろそろ使い切るべき香菜が気になったので、急遽南国風サラダに。

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チポトレチリの種、ライムの皮、千切りの生姜、ピーナツを叩き砕いて、干し海老の戻し汁(長芋煮の際の残り)、ライム汁とココナツシュガー少々を合わせ、

紫玉ねぎ、トマト、海老、香菜を和えて、アボカドも一緒に。

 

変な取り合わせだが、どちらにも大変満足。

チポトレチリやアボカドならアメリカのタッチを加えたアジア料理ということで。