アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

市販の肉煮込み用キットを使ってチリビーンズ、ワカモレ、紫キャベツのスロー、リフライドビーンズリフライドビーンズ

 

 作りたがり屋なので、何かの料理のための合わせ調味料やキットを買うことはほとんどない。

しばらく前にジャケ買いならぬパッケージ買いをしたまま使いそびれていた「テキサスチリ」の味付けセット。テキサスチリと言えば肉とチリペッパー、入るとすればトマトと玉ねぎとのイメージだが、これでチリビーンズを作ってみた。

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(使った後で中身は空)

 

そのあと、嬉しいことに、リコさんがニューメキシコへの思い繋がりでチリビーンズを作ってくれたことを知る。もちろん全くの偶然だ。

別の場所でそれぞれのやり方でチリビーンズを作る。

なんだか一緒に何かを演奏した時のような楽しい気分に浸らせてもらった。

リコさんの暮らしの中のチリビーンズ↓

ricohoney.hatenablog.com

 

 

 

さて、「テキサスチリ」キットは、フレーク状のチリペッパー、粉末のチリ(恐らくチポトレチリ)を主体とした合わせ調味料、玉蜀黍粉の3袋に分かれているが、ディレクションが見当たらない。材料の量を知りたいのでネットで調べる。肉2パウンド(900g)を焼き炒めて、このキットにトマトピューレと水を加えて煮るだけだ。

 

 私は半量を豆に置き換えた。

玉ねぎ1個と挽肉450gを焼き炒め、細かく切った人参と赤パプリカも。そこに、トマトピューレ300mlくらい、戻して茹でた小さい赤インゲン豆、黒豆をそれぞれ1カップくらい、茹で汁も少々。水適宜入れて煮込む。

豆が入るので、玉蜀黍粉は半分使ってみた。

食べたのはその翌日から。

 

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 やっぱりチリで煮込んだ豆は美味い。

パプリカも正解。

 保存肉を思わせるような、かなりスモーキーなフレーバー。肉だけで美味しいだろう。

 

さらに2日おいても、辛さとスモーキーさはほとんど変わらず。

 

紫キャベツのスロー、

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初回は紫キャベツ、玉ねぎのスライスを塩とライム汁とで和えて香菜を混ぜて。

写真は2回目、味付けは塩、リンゴ酢、ディジョンマスタード

ワカモレと和えて食べるのが大変宜しい。

 

 

リフライドビーンズ、ワカモレ、市販のサルサにチップ

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リフライドビーンズは玉ねぎとニンニクを炒めて、戻して茹でてあった豆を汁と一緒に入れて炒め潰して、クミンと塩で味付け。

 

 

 

チリビーンズはそのまま、

またはチーズを載せて、

またはキャベツスローをちょっと載せて、

または大根に載せたものをコーンチップとともに口に含むのも大変良かった。

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どうだ、チリに大根だ。

これが美味しいんだ。

 

 

 

 

 

 

 

番外(自作でない):ニューメキシコで食べたもの(一部)

唐突ですが、先日行ったニューメキシコで食べたもの(一部)覚書き。

 

ニューメキシコはチリペッパーの原産地。品種も多いしエリア(土地)によって味が違うのが楽しい。

また、チリスープ(シチュー)に興味を持っていて、今回はなるべく食べるようにしていた。

 

 

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Abuelitas Mexican Food @Carrizozo

小さな町の町外れの夫婦食堂。馴染みと思われる客達で賑わい、我々が入ると興味深そうに眺められる。だが感じの良い店。何でもチーズがドバっと。

サルサがしっかり辛い。そして旨い。

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スープ(チリと肉、グリーンチリを選択、トルティーヤ付き)

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とろみの濃いスープに挽肉と焼いたグリーンチリと玉ねぎ。

とろみは土地柄から玉蜀黍粉か。

トッピング用のチーズ、生玉ねぎが添えられているが、チーズはもう十分だ。

・コンビネーションプレート

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チーズに覆われぐちゃぐちゃでよく分からないけれど、 ビーフタコ、エンチラーダ、チリ レィエーノ(chili relleno: チリの詰め物)、豆煮込み、スパニッシュライスが載っている。

ニューメキシコで何回か食べたチリレィエーノはグリーンチリにチーズを詰めて玉蜀黍粉をまぶして揚げるのが基本で、いくつかバリエーションがあった。これはチーズと挽肉が詰められ、衣は玉蜀黍粉(と卵?)、上から辛いトマトソースが掛けれらていた。

 

 

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pasific Grill @Truth or Consequences

宿に一番近かった。店が大変賑わっていたので確認せずに入ったらアジアとメキシコヒュージョンだった。食べたのは白身魚ファヒータ、豆とご飯も盛り合わせ。行くことはないかもしれないが、美味しかったのとサラダバーの野菜が新鮮で助かったので、生野菜を欲する時に助けられることもあるかも知れない。

 

この日の旅:

354x5andwords.hatenablog.com

 

 

 

 

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Pepper Pot @Hatch

世界のチリペッパーの中心地と言われるHatch。前回訪ねて、ぜひ再訪したかった店。今回も地元の顔馴染み客達で賑わっていた。

ここのサルサはサラサラしていてとても辛い。

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ハッチ トスターダス コンケスタス

写真は分かりにくいが、揚げたトルティーヤにハッチ特産チリペッパーを使ったチリビーンズをどさっと載せて、上にレタス、トマト、チーズ。

前回はグリーンチリとレッドチリ両方を頼み、グリーンチリと豚肉のをぜひまた食べたかった。今回はグリーンだけで。添えられたスパニッシュライスとワカモレがまた美味しいのだ。

 

この日の旅:

354x5andwords.hatenablog.com

 

 

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Irma's Restaurant @Deming

ほとんどメキシコ。とても庶民的で賑わっていた。

サルサがとても辛い。

ワカモレサラダ

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レタス千切り+紫キャベツの上に、トマト+チーズ、その上にアボカド2〜3個分?を多分塩とライムだけで味つけしたワカモレが載った、素朴なもの。サルサをかけながら適宜混ぜて。

 

 

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手前:魚シチュー(トルティーヤ付き)

ライムとトマトとレッドチリのスープに、キャベツとセロリと人参と何か白身の魚。

酸味が効いて美味しかった。


奥:コンビネーションプレート(ワカモレトルティーヤ付き)

カルニタスを選ぶと、なんと下味付きの豚の角切りが素揚げされていた。

スパニッシュライスと豆煮込みも素朴で美味しい。

 

 

 

 

この日と前日の旅:

354x5andwords.hatenablog.com

 

354x5andwords.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

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Margo’s @Alamogordo

 行くつもりだった店(El Camino’s)が休みで、入った店。

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グリーンチリシチュー。

容器ごと熱しすぎたのであろうか、サーブ前にウェイターがカウンターの上でグラグラグツグツゴボゴボ状態を少し収めてから持ってきたが、テーブルの上でしばらくは煮えたぎっていた。

具は玉ねぎ少々と大量のひき肉。グリーンチリはグリルした果肉とパウダーのチリを併せ使ったという感じ。

 

この日の旅:⑤⑥⑦とあるので、⑤だけのリンクを。

 

 

 

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Casa De Surnos @Tularosa

4年前に立ち寄ってぜひ行きたかった店。ここのポソレの美味しさが衝撃だった。

また同じものを食べる。

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ポソレはアルカリ処理したジャイアントコーン。これと肉をチリスープで煮込んだものに、生野菜を浸し混ぜて食べる料理。

 

添えられた玉ねぎと香菜、 ワカモレトルティーヤをちぎり入れて。

4年前の新鮮な衝撃は衰えず。相方が試した豚肉とじゃが芋のグリーンチリシチューも大変美味い。

 ここは本当に何を食べても美味しい。

・突き出しのサルサ

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たっぷり付いてくるが美味しくて止まらない。

 

最後にソパピーヤ(sopapilla)が出される。

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これは ニューメキシコではポピュラーな、ソフトな揚げパン。中は空洞。

こうしてデザートとして出してくれる所があり、そういう店はテーブルに蜂蜜が置かれている。熱いところに蜂蜜を垂らして食べるのが、辛さに慣れきった舌に新鮮。

肉や豆の詰め物をした料理も良くあるが特に試してはいない。

 

この日の旅:

 

 

 

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Chili Hills @ Edgewood

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メキシカンとトラディッショナルなアメリカンを出す食堂。地元の人に愛されるのはむしろそういう店。

別ブログに様子をちょっと書いた。

葉物が無性に食べたくて頼んだファヒータサラダ。

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むしろ肉肉しい。笑。けど味良く、載せられたふかふかのトルティーヤがとても美味しかった。

 

この日の旅:

354x5andwords.hatenablog.com

 

 

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初めての方へ:

ニューメキシコのチリについて、とポソレについて

 

imoebinankin.hatenablog.com

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✴︎3回目の味噌作り記録(覚書き)仕込み日2017. 12. 29

昨年末に味噌を仕込んだのだった。

すっかり忘れていた。(思い出せる限りで)個人的な覚書きをする。

 

imoebinankin.hatenablog.com

 

今回は乾燥大豆の量を400gから500gへ増やしただけで手順や配合率は変わらない。

一応、すべて前年に倣ってメモ。

 

仕込み日:2017年12/29

材料
・乾燥大豆:約500g

・大豆の煮汁:125cc

・乾燥麹:500g

・塩:235g

 

手順
前日(豆の浸水は18時間以上):

・豆をよく洗い(3回水を換えた)、たっぷりの水に20時間浸水した(18時間以上)。

 

翌日

1  豆を煮る。

  豆を半分に切って芯が残っていないことを確認し、大鍋に豆分量ひたひたの水を注いで弱火で約3時間煮る。

2  その間、水切り容器と塩と麹の準備。

  乾燥麹(500g)に少し冷ました豆の煮汁(125cc)を注いで良く混ぜておく。

   30分ほどして(麹が煮汁を吸いきったら)塩と混ぜる。

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写真が無駄に大きい。

 

 

3   豆をザルに移して水気を切り、少し冷まして温かいうちに潰す。

 

(前回の覚書きに従い、今回は豆はジップロックに移さずに、豆を茹でた大鍋をきれいに洗って熱湯をかけ、水気を良く拭いて、そこに戻して行った。)

最初は指で、途中からはお玉の腹で。

所要時間は50分くらいか。分量が増えたこともあって、指と肘から先が疲労。利点は、ジップロックにくっ付いた豆を掻き出す作業が無かったこと。もっと方法を工夫できないものか(次回への課題)

 

 

 

4 潰し切ったら、ふやかして塩を合わせておいた麹と混ぜる。

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あらかた混ぜてから、後はパン種捏ねるように手で鍋肌から内側に押し込むようにひたすら混ぜた。その途中で気になる大豆は潰した。

 

納得いくまで混ぜたら、団子状にして、空気を抜きながら容器に詰める。

平にならして、できるだけ空気に触れさせないように上にラップを密着させ、その上から2重ビニール袋に入れた石を載せて重りとする。

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 半年後に会いましょう。

 

・ふんだんに使って人にも上げられるよう、作る量を増やしたいが、豆潰しの(指の)労力を思うとこれくらいが限度。

作業する大鍋は深い。マッシャーを買うか?(買わないだろう。)方法を考えよう。