今月分の写真容量がまだ少しあるので、先日初めて作ったアルビューメンプリントを。
名前の通り卵を使います。使うのは白身です。(他には塩、硝酸銀等)
このように、黄褐色の光沢を帯びた、独特のテクスチャーがあります。
こちらも同じ紙、iPhone写りが悪いですが上と同じ色です。
こちらは版画用の厚手の紙。
比較用に、上と同じ絵柄のシルバーゼラチン(銀塩写真、今の白黒アナログ写真はほとんどこちらです)プリントを。
紙が歪んでます。すみません。
違いを簡単に言うと、
鶏卵紙は感光しにくい。
要するに、シルバーゼラチンプリントは引伸しができますが、鶏卵紙は引伸しができないのでフィルムサイズがイメージサイズになります。
どちらも光に反応するのは硝酸銀ですが、その反応を促進させるのに、鶏卵プリントでは卵の白身、シルバーゼラチンプリントではゼラチンを利用しているわけです。
また、鶏卵紙は今は販売されていないので、自分で作ることになります。
手作り感いっぱい、紙によって違った表情を楽しめるので、とても楽しい。機会があればいろいろな紙を試してみたいです。
おまけ:銀塩ですが、お野菜も一枚。畑に生えた、紫キャベツだったかな?
ではでは。