アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

脱皮

麒麟ブーツに続く装い関連。

コメントで、装いの革の話題が出た。

ずいぶん前から革衣料を身に付けない。自然にそうなった。だが昔はいろんなアイテムでよく身に付けていた。

使わなくなったけど使い古していない服飾品は誰かに使ってもらいたいと寄付することが多い。革製品については靴は必要最小限を残してほぼ処理したが、衣類においてはまだ処分しきれていないものがいくつかある。

例えばこれは昔気に入ってよく着ていたジャケット。

 

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(袖口が磨り減っているのはウォッシュ加工ダメージ加工のためで着古しではない。革は着古してなんぼだけれど。)

 

寄付が憚られる理由はいくつかある。

まずサイズとパターンが一般的ではない。

xsだが、サイズ以下にウェスト周りが細く、アームホールがとても狭く、袖筒もかなり細い。なのに袖丈がとても長い。華奢でも小柄な女性だとたぶん指先も見えない。

寄付してもずっと売れ残って場所塞ぎになるのは目に見えている。

そしてハードなデザイン。どっしりとした革でずしりと重い。写真では見えないが、なぜか内側にはスタッドスナップボタン付きの革ベルトが仕込まれている。巨大な襟ともフードとも見える部分内側はベロア仕立てで中央に太いファスナーが通っていて、ぱっかり割れるようになっている。

他のアイテムも似たような事情がある。

ネットで売ればとも思うが、明らかに、着てみないと分からないものばかりだ。

ならば捨ててしまえばと思うが、やはり着られるものを捨てるのに抵抗がある。

そして革ものを好んで着ていた過去を抹消することにささやかな罪悪感もある。

 

・・・とグダグダな思いを書けばすっきりするかと思った。まだしない。

クローゼットもすっきりしない。

いや、「何年も埃かぶった掘り出し物」という面白さもあるかも知れない。やっぱり寄付するか。