日本でクッキング ーところ変われば野菜も変わるー
今回の帰国ではほぼ毎日料理をしました。
日本でまともに料理をするのは8年ぶりくらい? 季節柄もあり、お店で売られているお野菜があまりにもみずみずしいことに感動しました。
特に、旬であるきゅうりの美味しさには目を見張りました。かりっとした歯ごたえ、適度な甘みと青臭さ。切り口の小さな水滴の美しい事。小松菜も水菜もミョウガも、シャキシャキで香りが高くて本当に美味しい。また、トマトやレタス類が甘いことにびっくりしましたが、こちらは甘過ぎに思われました。本来の青臭さがなくて、寂しい気がします。
一方で、にんじんは、こちら(アメリカ)のものは一般に甘くてすぐに煮えるため、同じような感覚で調理したら調子が狂いました。おなすも日本のは果肉が緻密で火の通り方が違います。
今回はお料理をしたことで、同じ野菜でも土壌や育て方、また、おそらくは品種改良の仕方(人々の好みや調理法の影響?)で固さや味のバランスが違っていることが今までよりよく分かり、面白かったです。
さて、本題の自作料理ですが、作って出すのに精一杯で、ほとんど写真はありません、辛うじて撮れたものを。
ある日のお昼ご飯
・山掛けまぐろ漬け(賞味期限近しの鮪があったので、人生初の「ヅケ」にしました)
・舞茸のニンニク炒め(舞茸の新鮮さに感動)
・とろろ(みりんと醤油を鰹と昆布のお出汁で割って)
・小松菜煮浸し
・冷や奴
・ポークチャーハン
・あと、納豆と地元産のトマトも食べたかな?
冷や奴は紫蘇、ミョウガ、おネギ、たっぷりの下ろし生姜と出汁醤油で。
ミョウガのお安さに感動です!(こちらでは超高級食材)
・ある日のお昼ご飯
徳島への里帰りから戻った翌日。持ち帰ったものをメインに。
徳島名物 たけ竹輪とスダチ
徳島の竹輪は旨味と弾力が強くてとても美味しいので、好評です。
地元ではスダチをたっぷり絞っていただきます。紫蘇やきゅうりとも相性が良い。
竹輪の上の緑のツブツブははスダチの皮をゼストにしました。
スダチの皮は果汁より一層香りが強くて美味しいのです。捨てるのは勿体ない。
スダチとワカメと鳴門金時で育った鶏のたまご
徳島、実は卵もおいしいのです。養鶏所が多いのかもしれません、色んな工夫を凝らした産みたて卵があります。こちらはスダチとワカメと鳴門金時配合の飼料で育てた鶏の卵、ということで買ってみました。黄味のコクと甘さがすごかった。
・切り干し大根と人参と油揚げの煮物
前回、地元のおばちゃんの切り干し大根を買ったらとても良いものだったので、今回も持ち帰りました。大根の甘みを活かすべく、濃いめに出汁をとって塩分少なめで。やっぱり正解でした。切り干し大根、味が濃くて甘い!スダチの皮ゼストがよいアクセントになります。
・オクラの煮浸し
こちらは徳島ではありませんが、旬のオクラも新鮮で美味しかった。
あとのお皿は、お義父さんが気に入ってくれたアボカドとトマトと玉ねぎと貝割れ大根のサラダと、徳島に行く前に作っていった常備菜(きんぴら、なめたけ、酢の物)の残り。
・ある日の夕ご飯
お刺身盛り合わせ、
ヒラメのお刺身、
エリンギのグリル、(エリンギはほとんど食べた後。食べかけ写真ですみません。)
アボカドのサラダ、
エリンギはスダチの絞り汁だけでいただきます。甘みが引き立ってとても美味しい。たくさん焼きましたが、あっという間になくなりました。
一応、アップで。
この日はマグロ、タコ、タイ、イカ、ハマチだったか? 日本はお魚が美味しくて涙が出そう。
アボカドサラダ
日本ではシラントロ(香菜)が高いのに驚き、貝割れを代用したらこれがとても好評で、何度も作りました。日本の玉ねぎは甘いので、たっぷり入れられます。
切り干し大根の煮ものと紫蘇キュウリ竹輪
切り干し大根は前日の残り。
奥の竹輪は、縦に割ったきゅうりで紫蘇を挟んで、竹輪の穴に通してから切りました。(食べかけです、すみません)スダチをたっぷり絞って。
けっこう色々なものを作りましたが、自分のキッチン以外で料理をするのに慣れていないのと、素材や調味料、調理器具が違うこともあったでしょう。普段以上に作るのに時間がかかり、作っては出し、に必死だったので写真がありません。
楽しんで作りましたが、私は出張シェフにはまずなれないと思いました。
でも食欲の落ちていたお義父さんが喜んで召し上がってくれて、本当に良かったです。