アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

きな粉と黒蜜で「こいさん」、生姜入り

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id:friayusaoさんのブログで寒天が話題になった時に、徳島の「こいさん」を思い出した。

寒天の食べ方の一つだが、綺麗に切った角形でも突いた麺でもない、ザクザクと粗く解した素の寒天にきな粉と黒蜜をかける食べ方を地元ではこう呼ぶ。
こいさん」は大阪で末娘の意。大坂から渡ってきた食べ方なのか、由来は良く分からない。
 
徳島駅の近くの住宅地の中に、生の寒天を使って心太とこいさんを出す小さなお好み焼き店があり、ここの寒天が食べたいが為に通ったものだが、しばらくご無沙汰している。おばちゃんは今も元気だろうか。
 
さて、今家には賞味期限を過ぎたかんてんぱぱ社の「ナイアガーL」がある。これもやはり海藻が原料で、粉末を水に煮溶かしゲル化させる。匂いが少し違う。食感は寒天に比べてやや粘性が強くゼリーに近づく。これは5〜6年前に日本から持ち帰ったものだ。
そして一昨年前に日系食材店で入手したきな粉と黒蜜が僅かばかり残っているので、嬉々として「こいさん」を作った。
煮溶かす時に刻み生姜を入れた。とても宜しい。
写真を撮り忘れて、これはきな粉が足りなくなって桃を足したもの。桃も合います。