ネコヤナギ水と薔薇の水
前に一度遠征したトルコ人街を再訪し、同じシリアの食材店(なぜかと言うと駐車場があるから)で、ファラフェルサンドを食べて買い物をした。幾つかの種類の違う乾燥デーツに生のデーツ。フレッシュアーモンドは無かった。時期が終わったのか。
瓶詰め食材やシロップが並ぶコーナーで、ハーブやスパイス名を冠した水たちが並んでいる。最も味が想像できない、「ネコヤナギ水」を買ってみた。並んでいたのはローズ、オレンジブロッサム、あとは忘れた。
そのまま飲めるかと店の人に聞くと、飲んだことないけどイランの人は飲むと思う、と。ネットで見ると、ペルシャ料理ではバクラバを始め、菓子に良く使われる、と。
家に持ち帰ってすぐにストレートで飲む。苦いと思っていたが、伸びゆくような甘やかな芳香に驚いた。どうも覚えのある香りだ。イランイランに似ている気がする。もっと遡るとビー玉落として飲むラムネ水に通じるような。
もう一つ、乾燥させたバラの蕾を買った。あまりに安くて薔薇に申し訳ない気分。
これは水に浸して飲んでみた。
まさに薔薇。花びらも美味。水は普段常温で飲むが、これは冷やすと格別。
以来、瓶に水と蕾を入れて冷蔵庫に常備してある。この夏の公式飲料になりそうだ。