久々のインド人おばさんとお婆ちゃん:キャロットフルーツケーキとお惣菜の物々交換、インド料理本
前の家で料理をお裾分けしたりと気楽な交流をしていたインド人ご家族がいる。
私が6月に引っ越して以来、家は近いものの向かい同士だった前ほどの気楽さはなくなり、お婆ちゃんの様子が気になりながらもご無沙汰していた。
インドにいた時は本職も裸足の料理上手、食の好みに関して気難しいお婆ちゃんだが何ともお人柄が可愛らしいのだ。遠慮深く、物を受け取ることを好まないので半ば押し付けるように渡すのだが、差し上げたものが気にいると、小さな身体を震わせるように喜びを伝えてくれる。果物好きなので、もぎたて林檎を持って行くとそれはもう大喜びだったのだが、今年は林檎狩りに行けなかったので、それも気になっていた。
そんなある日、久し振りにキャロットフルーツケーキを焼いた。
大量の人参とドライフルーツの甘みが主役で、他に糖類は一切添加しない。
相方にはクリームチーズを掛けて、の筈が間違えてサワークリームを買った。ごめん。
でも喜んでいたので良かった。
作り方はほぼこれと同じ。
美味しく焼けたので久々におばさんに連絡を取って持って行くと、お婆ちゃんと二人で熱烈大歓迎してくれた。
ちょっと行って置いてくる積りだったが話は尽きない。
おばさんが最近買った料理本を紹介してくれた。
著者がインドの各地方を回って地元レシピを集めて選りすぐって本にしたそうで、幾つか作ったら良かったとのこと。
私は料理本を買わないのだけど、載せておきます。
そしてその時に作っていた惣菜を大量に持たせてくれた。
ちょうど昼時だったので、家で少しづつ味見。
オクラとスパイス(フェヌグリーグ、クミンとレッドペッパーか?)を油で炒め煮にしてヨーグルトと香菜で和えたもの。
ズッキーニのスパイス和え。マスタードシード、クミン、あと何だったか。好みでヨーグルトとピーナツを加えてと言われて。
そしてなぜかワカモレ&チップス。
自作の人参サラダを口直しに。
ケーキはたくさん焼いたから気に入ったら連絡頂戴と言っておいたら、翌日朝連絡を受けた。
追加で持って行くと、またお婆ちゃんが身を震わせてお礼と賞賛を下さった。
「私の人生でベストのフルーツケーキよ!」と。
感無量。