少し前の話になるが、
リコさんが作っていた「パニールと人参のギーでの炒め煮」を、パニール無しで作った。
人参と分葱とギーを一度にフライパンに入れて、まず「ギーに溶け混ざった分葱の風味を人参に絡み付け」るのだが、あまりの良い匂いに途中で摘んでみると、この3つの全然違う風味を伴った甘さの絡みが素晴らしいのだ。
そこにターメリック、マスタードシード、唐辛子と辛味がやってくる。手持ちの種入り唐辛子はえらく効くのでごく控えめに。
おお。キリッと締まった。チーズやカード系をたくさんは食べられない私でも、パニールを食べたくなる。
デザートの定番的な甘い人参のミルク煮を作ってみたい気がしてきた。
そして少し残っていた南瓜を、ギーを入れてパテにした。
南瓜をレンジ加熱してフォークで潰し、温かいうちにギーを入れ混ぜ、玉ねぎと香菜のみじん切り、ターメリック、ほんの少しナツメグをよく混ぜて、ほの温かいネタの味をみる。
これは・・・・・美味しい!
このままで食べようか。でも今日は成形したほうが満足度高そうなので、取り敢えず続けよう。
中身。
パン粉をまぶしてしまったが、必要なかった。中身だけですでに完結している。
今度はそのまま焼こう。
南瓜パテの奥に見えるのは、芽キャベツにギーをまぶしてターメリックと塩でローストしたものと、エリンギをギーで焼き炒め。こちらの味付けは塩と黒胡椒。エリンギ良い。
あと一緒に食べたのは、キャベツとアーモンドミルクのスープ、(相方不在の定番)ひよこ豆と挽き割りオーツ麦のパン。このパンにはひまわりの種と亜麻仁の種を入れて、よりナッティに。
あれ、菜食献立になっていた。
その後も野菜をローストする時にギーを試し使いしている。
スクワッシュ類(スパイスと共に)、スプリングオニオン(にんにくと共に)、キャベツ(マスタードシードとスパイスと)、ルタバガも良かった。
お気に入りの引き出しが少しづつ増えていくのは楽しい。