✴︎キャベツと人参とラディッシュの葉とテンペのスパイス蒸し焼き(覚書き)
キャベツと人参とテンペの蒸し焼きが美味しかったので忘れないうちに記録。
野菜は深い容器で蒸し焼きにしたかったのでローフ型を使うとテンペが丸ごと乗せられて良い感じだった。
イメージしたのはいつも作り置きする「重ね煮」の変奏で、重ね焼き。キャベツと人参とラディッシュの葉をギーで。
容器にギーをたっぷり塗って、千切りキャベツにマスタードシード少々を混ぜたものを2/3ぐらいまでぎゅうぎゅう詰める。全体にターメリックを散らし、その上に人参の千切りをぎゅうぎゅう重ね、残りのギーをなすりつけ、塩、フェネルシードを全体に散らして先にオーブンへ。半分くらい火が通ったと思ったら洗ってざく切りにしてあったラディッシュの葉を載せてオーブンに戻す。
テンペはスーパーに流通している市販品。これを少量の赤味噌とマスタードを溶いた少量の水で蒸し茹でにしたあとにギーを塗り、クミン、コリアンダー、カイエンペッパーをまぶした。
そして野菜重ね焼きのラディッシュの葉の表面から生っぽさが無くなったころ、蓋のように載せてそのままオーブンで焼き通す。
ほんわりと蒸し焼き上げられた野菜に豆くささとスパイスが絡んで予想以上の美味しさ。
ラディッシュの葉の漬物っぽい香りと歯ごたえが良いアクセントになった。
ミントとラディッシュをたっぷり混ぜ込んだベビーリーフサラダを添えた。
食べ始めるとやまらない。辛うじて、翌日味がこなれたのを楽しむために少し残すことができた。
ところで、自分の食卓に見合うように勝手気儘な使い方をしているギーだが、久しぶりにインド人おばあちゃんに会った際に使い方を聞いてみた。
インドでもエリアによって使い方はそれぞれで、おばあちゃんのエリアではデザートに使うことが主で、後は豆とご飯の上に垂らしたり、今は家で作っているがそれはチャパティに塗る用、とのこと。また神棚に供える蝋燭にしている、と小さな燭台を見せてくれた。
あと一切のオイルを使えない宗教的な期間があり、その時はもっぱらギーで調理する、というのも興味深かった。