✳︎きのこと干瓢と油揚げの卵とじ、ふ海苔と豆腐の味噌汁、とり貝と茗荷と若布のぬた
最近、近所のグロッサリーストアにオイスターマッシュルーム(平茸)が並ぶようになった。
価格も手頃できのこ好きにとっては嬉しい限り。新鮮な日にはとりあえず買っておく。
巻き寿司用に大事に取っておいて期限を過ぎた干瓢があった。袋で提案されていた卵とじに。
干瓢は塩で揉んで洗い、たっぷりの水で柔らかくなるまで煮て戻す。
水気を切って食べやすい長さに切る。
昆布、鰹、干し椎茸のパック入り合わせ出汁を煮立てる。
今回使ったのはこの出汁。濃いめの合わせ出汁が欲しい時に重宝で、帰国する度に買って帰る。
普通にスーパーで買えることと、古風な鶴のデザインも気に入っている。
味付けはみりんと醤油。素材自体が旨味なので最低限に。
刻んだ椎茸、干瓢を煮る。油揚げ、平茸を煮る。
ハリッサと食べることを念頭に味付けは軽め。
一度火を止め休ませて、食べる直前に再び火(電熱だが)を入れ卵を溶き入れて全体を返しすぐ蓋をして熱から離す。
おおお。美味しい。相方にも好評で二人とも箸が止まらない。
・とり貝と茗荷と若布と胡瓜のぬた
せっかくの美味しい茗荷、一度魚介と合わせたかった。
蛇腹胡瓜に軽く塩をして絞り、鳴門わかめを戻して食べ良い大きさに切り、茗荷は薄切りに。
全部盛って芥子酢味噌を。
・布海苔と豆腐の味噌汁
徳島で買って帰った「漁師の手摘み」布海苔。
初めて汁に入れた時には驚いた。
弾力が強く味が濃く磯の香りも強い。慌てて豆腐を入れた。
手作り味噌も風味が強いので、ほんの少しだけ。
海の風味と土の風味の力の拮抗。
さて、必要な糊を得る方法を調べているのだけど、Funoriはこの布海苔から作るものと知って驚いた。
この時はきっと他に何か食べたはずだが、失念。
乾物と卵とじの組み合わせが気に入って、その翌々日、切り干し大根で同じような卵とじを作った。
人参、切り干し大根、平茸、青菜はケールだったかな。胡麻油で野菜を炒めて。
煮汁は切り干し大根の戻し汁、味醂、醤油。食べる時にハリッサを考慮の味付け。
切り干し大根の戻し汁はそのまま飲むのも好き。
なので煮浸し風にたっぷりと。
こちらもいけます。