✴︎丹波黒豆を初めて煮る(2023年お節)
ということで、今回唯一のお節覚え書きの黒豆です。
日本の黒豆を煮たことはなかった。
今回、11月半ばに丹波篠山で買い求めたものを、煮た。
お節の甘い黒豆が苦手なので、甘くないのを、実験も兼ねて煮た覚書き。
豆は静かに洗ってそっと水を換え、24時間水に浸し、浸し水ごと中火で煮た。
泡が立ったら一旦蓋を開け、火加減をかなり落として、泡の勢いが収まったら蓋を軽くずらして弱火で、皮が裂けないように、ゆっくり火を通した。大豆の大版だから4〜5時間と見込んでいたが、1時間で食べられるほどに柔らかくなり、2時間ほどでかなり柔らかくなった。新豆だったのだろうか。
そのまま食べてみると、大豆にはない臭みというか、クセがある。
だから、甘く煮るのだな。
臭み消しに、味醂、少量のココア、チリパウダーを加えることに決めた。
ココアとチリパウダーは、昨年黒豆(メキシカンによく使うインゲン科の方)を煮て気に入った取り合わせ。
1時間ほどして、皮の色が抜けるのを見たが、鉄玉も鉄釘もないので、
鉄分の足しにとプルーンを加えた。ついでにカカオパウダーも。
豆がもっと柔らかくなってから、味醂、チマヨチリパウダー、醤油少々を加えた。
すっかり豆が柔らかくなったら火を止め、瓶に保存。
煮た時間は全部で2時間ほど。
その際、味を染ませる実験を。
それぞれの瓶に、
1 何も加えない(煮汁のみ)、
2 蜂蜜
3 蜂蜜+醤油
4 蜂蜜+チマヨチリパウダー
を煮汁に足して蓋をして、冷蔵庫で様子をみた。
作って3日目くらいまでは何も加えない1が美味しく、噛むと豆の繊維がすっきりホロリと歯応えがあった。
2〜4に入れた蜂蜜は、125mlの瓶いっぱいの豆と煮汁に対して、小匙1/2〜1弱ほど。
最初のうちはぼんやりした甘さだったが、
5日目になると、どれも味がしっかり染みて落ち着き、醤油とチリの味もしっかりして、美味しくなった。豆の繊維が1に比べて、もっちりした気がした。
色も次第に黒くなっていった。
個人的な好みになるだろうが、
次回へ:そのまま(プルーン、味醂、カカオパウダー、チリ多め、醤油少々)で、またプルーンは最初から入れる。(今回は100gの豆に5個、次回は増やしてみる)
さて、去年ドラフトのまま放置していた記事がいくつかあるので、今更ですが、覚書としてあげておくつもりです。
最後になりましたが、今年の初日の出です。
細々と、よろしくお願いします。