アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

✳︎スイスチャードと人参とマッシュルームとコーンのフィッシュチャウダー(覚書き)、✳︎林檎と大根とラディッシュとパプリカのサラダ(覚書)

鱈がセール。取り敢えず買う。身が綺麗だったモンクフィッシュ(あんこう)も。

 

レモンバターで焼いて、家にあるスイスチャード(不断草)を黒胡椒を効かせたソテーとして付け合わせるつもりだったが、クラムジュースがあったので汁物に。

大量に作ったが思った以上に相方にも好評。あっという間にはけた。

 

 

・ スイスチャード、人参、マッシュルーム、トマト、コーン、鱈、あんこうのフィッシュチャウダー

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具材:

あんこう、鱈、それぞれ1パウンド(450g)ほど、瓶入りクラムジュース240ml x 2。

玉ねぎ、人参、にんにく、トマト、マッシュルーム、コーン(冷凍)

スイスチャードは大束を。味も葉質も白身魚によく合うので、びっくりする程入れて良い感じ。

 

玉ねぎ、にんにく、人参をオリーブオイルで炒め、マッシュルーム、スイスチャードの茎、角切りにしたトマト、どんどん追加して炒める。

白ワインをどばっと入れて一煮立ちしたら、刻んだ生姜、タイム、オレガノ、瓶入りクラムジュース2本で煮込む。冷凍のコーン、ぶつ切りスイスチャードの葉を入れてくったりしたら、火力を上げて(電気だけど)、やや時間のかかるぶつ切りにしたあんこうを先に、ついで塩麹を塗った鱈の大き目の切り身をいくつか置き、周りから水を足して煮立ちそうなところで火を落として蓋をして蒸し煮に。

鱈の身は良い感じに煮崩れ分散する。

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食べる時、パセリが欲しかったが手持ちの葱を。

写真は共に作った翌日。初日は撮りそびれた。

初日の味が完璧に纏まっていたために、翌日は少し味が円過ぎた。上に黒胡椒とパルメザンチーズを。うん、これも良い。

 

 

 

・林檎と大根とラディッシュ、オレンジパプリカのサラダ

単純なものだけど、個人的大ヒット。

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林檎1個、大根(同量ほど)、ラディッシュ(その半量ほど)、パプリカ(好きなだけ)を棒状に刻んで、

レモン汁、シナモン(後、ほっとパプリカ?カイエンペッパー?失念)塩少々でよく和えただけ。

翌日に少し置いとくつもりだったけど、結局一人で食べてしまった。(相方は生の大根が苦手)。

 

 

 

食欲不振が続いていたが驚くほど良く食べた。

自分にびっくりした。

 

 

✳︎きのこと干瓢と油揚げの卵とじ、ふ海苔と豆腐の味噌汁、とり貝と茗荷と若布のぬた

最近、近所のグロッサリーストアにオイスターマッシュルーム(平茸)が並ぶようになった。

価格も手頃できのこ好きにとっては嬉しい限り。新鮮な日にはとりあえず買っておく。

 

巻き寿司用に大事に取っておいて期限を過ぎた干瓢があった。袋で提案されていた卵とじに。

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干瓢は塩で揉んで洗い、たっぷりの水で柔らかくなるまで煮て戻す。

水気を切って食べやすい長さに切る。

昆布、鰹、干し椎茸のパック入り合わせ出汁を煮立てる。

 

今回使ったのはこの出汁。濃いめの合わせ出汁が欲しい時に重宝で、帰国する度に買って帰る。

 

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普通にスーパーで買えることと、古風な鶴のデザインも気に入っている。

 

味付けはみりんと醤油。素材自体が旨味なので最低限に。

刻んだ椎茸、干瓢を煮る。油揚げ、平茸を煮る。

ハリッサと食べることを念頭に味付けは軽め。

一度火を止め休ませて、食べる直前に再び火(電熱だが)を入れ卵を溶き入れて全体を返しすぐ蓋をして熱から離す。

 

おおお。美味しい。相方にも好評で二人とも箸が止まらない。

 

 

・とり貝と茗荷と若布と胡瓜のぬた

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せっかくの美味しい茗荷、一度魚介と合わせたかった。

蛇腹胡瓜に軽く塩をして絞り、鳴門わかめを戻して食べ良い大きさに切り、茗荷は薄切りに。

全部盛って芥子酢味噌を。

 

 

 

・布海苔と豆腐の味噌汁

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徳島で買って帰った「漁師の手摘み」布海苔。

初めて汁に入れた時には驚いた。

弾力が強く味が濃く磯の香りも強い。慌てて豆腐を入れた。

手作り味噌も風味が強いので、ほんの少しだけ。

海の風味と土の風味の力の拮抗。

 

さて、必要な糊を得る方法を調べているのだけど、Funoriはこの布海苔から作るものと知って驚いた。

 

この時はきっと他に何か食べたはずだが、失念。

 

 

 

乾物と卵とじの組み合わせが気に入って、その翌々日、切り干し大根で同じような卵とじを作った。

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 人参、切り干し大根、平茸、青菜はケールだったかな。胡麻油で野菜を炒めて。

煮汁は切り干し大根の戻し汁、味醂、醤油。食べる時にハリッサを考慮の味付け。

 

切り干し大根の戻し汁はそのまま飲むのも好き。

なので煮浸し風にたっぷりと。

こちらもいけます。

 

 

 

 

✴︎味噌+柘榴モラセス+ハリッサでゴーヤ炒め、 ナンプラー+柘榴モラセス+ハリッサ+唐辛子でエビ香菜サラダ

シリア食材店でハリッサを買った時、柘榴モラセス(柘榴ジュースを煮詰めてシロップ状にしたもの)を買った。

こちらでは肉料理やサラダなど使われることが多く、気にいっていたが自分で購入するのは初めて。

予想はしていたけれど、ハマってしまった。

サンドイッチに一振り。噛んだ時、焼いたパンにジワっと染み込んでパンの香ばしさと共に香り立つのがこのところのお気に入り。

煮詰められたフルーツエキスの円くなった酸味と一体となった甘み。

少し煙っぽく舌に引っかかるような酸味、束の間ムスクを思い出すような芳香が気に入っている。

 

 

いきなり載せるのがゴーヤ炒めというのもなんだが、ゴーヤの苦味に良くあったので。

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人参、椎茸の軸(残り物)、にんにくを炒め、ゴーヤを炒め合わせて蓋をする(ここにマッシュルームを入れたかも知れない。失念)。

時々かき混ぜながら、味噌、ハリッサ、柘榴モラセスを水で少し緩めた調味ダレを用意し、素材にほぼ熱が通ったところで全体に行き渡るように混ぜ合わせる。

タレを作った器で溶き卵を作り、卵液をフライパンに回しいれたら(この前に鰹節を入れた)蓋をして、一呼吸置いて火を止める。

程よく卵が固まれば食卓へ。

ゴーヤが苦手な相方にも味見をさせたら気に入ってくれた。

食べどまらない味であった。

 

 

この時、同時進行で海老、香菜、紫玉ねぎ、トマト、オレンジパプリカのサラダを作る。

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海老は冷凍を水で戻して茹でる。

これと刻んだ紫玉ねぎ、トマト、オレンジパプリカ、香菜に、ライム汁をたっぷり合わせる。

そしてナンプラー、柘榴モラセス少々、ハリッサをざっと混ぜ合わせて。少しチリフレークを追加。

果菜の弾ける瑞々しい酸味と甘さにとろりんとした柘榴モラセスの加減、円くてじんわりくるハリッサと鋭いチリフレークの辛さが上手く合わさった。

 

 

 家庭料理の面白さを感じた夕べであった(自画自賛)。