アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

✴︎アボカドとパセリとキウィと胡瓜の緑のソース(覚書き)を中心にしたサラダ(紫キャベツのサラダとよく合う)

一人の夜、中途半端な量のパセリとアボカドがあり食欲がイマイチだったので、中途半端に残ってその日に使い切りたかったパセリとアボカドを、手近に纏めてフルーティーなソースにした。

 

ソースと言いつつ味をみるとそのままで食べたいので、掛けずに中心に据えて、作り置きや簡単なものと好きに混ぜたりそのまま口直しとして食べたり。皿の上で爽やかな酸味と甘みと辛みが良い感じだ。

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 ソースは以下材料をブレンダーで粉砕しただけ。

 

パセリ:みじん切りをぎゅっと詰めて150mlくらい

キウィ:1個

玉ねぎ:大玉のスライス1枚をみじん切り

アボカド:大1/3個ほど

胡瓜:イングリッシュキューカンバー5cmくらい

レモン汁:適宜

塩適宜

青唐辛子が欲しかったのだが、玉ねぎを多めにして後で唐辛子を足しながら。

爽やかな喉越し。夏にはこのままスープとしてたくさん食べたい。

 

 

プレートの上のその他

・キヌアサラダ(燻製鱒の下):

茹でたキヌアに塩とタイムと黒胡椒を混ぜて、それをたっぷりのミントとパセリとネギ少々で和えて。

 

・紫キャベツの酢漬け

1玉を刻み、ラディッシュ薄切りと混ぜ合わせ、半分づつ、それぞれ

    ①塩+レッドワインビネガー+アップルビネガー+キャラウェイシード+オレガノ少々、

    ②塩+レモン汁+ナンプラー+赤唐辛子

で和えて冷蔵庫で保存してあり、食べる時にミント、パセリ、コリアンダーやトマト等、好きなハーブや野菜で変奏させて楽しんでいた。

今回は①バージョンにミント。

これが、緑のソースにとても良く合って、お代わりした。

 

・アスパラガスとキノコ炒め

にんにく薄切りとオリーブオイルとレモンの皮と塩と黒胡椒で。

 

これとライ麦ブーレとフェンネルと白豆のスープ。

✴︎キャベツと人参とラディッシュの葉とテンペのスパイス蒸し焼き(覚書き)

キャベツと人参とテンペの蒸し焼きが美味しかったので忘れないうちに記録。

野菜は深い容器で蒸し焼きにしたかったのでローフ型を使うとテンペが丸ごと乗せられて良い感じだった。

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イメージしたのはいつも作り置きする「重ね煮」の変奏で、重ね焼き。キャベツと人参とラディッシュの葉をギーで。

容器にギーをたっぷり塗って、千切りキャベツにマスタードシード少々を混ぜたものを2/3ぐらいまでぎゅうぎゅう詰める。全体にターメリックを散らし、その上に人参の千切りをぎゅうぎゅう重ね、残りのギーをなすりつけ、塩、フェネルシードを全体に散らして先にオーブンへ。半分くらい火が通ったと思ったら洗ってざく切りにしてあったラディッシュの葉を載せてオーブンに戻す。

 

テンペはスーパーに流通している市販品。これを少量の赤味噌マスタードを溶いた少量の水で蒸し茹でにしたあとにギーを塗り、クミン、コリアンダー、カイエンペッパーをまぶした。

そして野菜重ね焼きのラディッシュの葉の表面から生っぽさが無くなったころ、蓋のように載せてそのままオーブンで焼き通す。

 

ほんわりと蒸し焼き上げられた野菜に豆くささとスパイスが絡んで予想以上の美味しさ。

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ラディッシュの葉の漬物っぽい香りと歯ごたえが良いアクセントになった。

 

ミントとラディッシュをたっぷり混ぜ込んだベビーリーフサラダを添えた。

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食べ始めるとやまらない。辛うじて、翌日味がこなれたのを楽しむために少し残すことができた。

 

 

ところで、自分の食卓に見合うように勝手気儘な使い方をしているギーだが、久しぶりにインド人おばあちゃんに会った際に使い方を聞いてみた。

インドでもエリアによって使い方はそれぞれで、おばあちゃんのエリアではデザートに使うことが主で、後は豆とご飯の上に垂らしたり、今は家で作っているがそれはチャパティに塗る用、とのこと。また神棚に供える蝋燭にしている、と小さな燭台を見せてくれた。

あと一切のオイルを使えない宗教的な期間があり、その時はもっぱらギーで調理する、というのも興味深かった。

✴︎マハレブを買う:バナナとレーズンとオーツ麦と小麦粉と卵黄の焼き菓子、トルコのイースターブレッド

少し前の話となるが、マハレブ(Mahaleb, Mahlep)というスパイスを買ってみた。

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トルコ、ギリシャアルメリアなどでは祝日のパンに使われるらしい。

確かに、この香りの焼き菓子を食べた記憶がある。

粒のままかじるとアーモンドとアニスのような芳香と程よいかみごたえ。大きさが良くて、料理よりもナッツのように摘むことで減っている。

粒のままでパプリカ、紫玉ねぎ、香菜、きゅうり、生姜のサラダに混ぜ込んでも美味しかった。

その他にはクッキー状の焼き菓子にしてみても良かった。イースターパンもレシピを参考に焼いてみた。焼き菓子とパンを記録する。

 

・卵黄消費のために作った焼き菓子

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こちらの定番、レーズンオーツクッキーをイメージ。

食感はソフトクッキーとも言えない。マフィントップに近いだろうか。思ったより膨らんだがしっかりと固まり、オーツ麦の歯ごたえががっしりと残っている。和の洋菓子でこんなのがあった気がするが、思い出せない。

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卵黄消費に作ったので卵黄多め、レーズンとバナナを甘みとして砂糖や甘味料は添加していない。

 

材料:

 

小麦粉、オーツ麦、(分量はこんな感じ)

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ベーキングソーダ:小匙1/2、

塩:小匙1/4くらい、

シナモンパウダー:小匙1/2強、

ナツメグ:小匙1/4、

マハレブ:大匙1くらいを砕いたもの

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バター:大匙1/2くらい

完熟バナナ:特大1本

卵黄2個分、全卵1個

バニラ抽出液:小匙1/2

レーズンカップ1/3くらい。

 

バターを溶かし、完熟バナナをフォークで潰し滑らかにして、卵黄と卵をよく解いて、それらを合わせてバニラ抽出液を落としてよく混ぜてから、粉類、レーズンをざっくり合わせて生地とする。冷蔵庫で1時間ほど休ませる。

オーブンを200度くらいに温め、スプーンで生地を落とし、中に火が通るまで焼く。

水分が飛ばずにうちのオーブントースターでは25分くらいかかった。全卵はいらなかったかも。さらに、小さい庫内に量が多すぎたと思う。

 

焼く前

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 焼いた後

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気軽なつまみに最適だった。

 

 

 

イースターのパン

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以下のサイトのトルコのイースターブレッドのレシピを基にした。

Turkish Easter Bread

 これは美味しそうなのだけど、材料を変えてしまったせいか、条件のせいか、生地が膨らまなかった。だけどまた作ってとリクエストがきたので記録する。

家に加糖したアーモンドミルクがあったのでミルクを置き換えた。

 

変更したレシピ

・卵1個

・アーモンドミルク(加糖):150ml強

(オリジナルは1/2カップ強のミルク、それに砂糖1/4カップ)

・バター:大匙2〜3

イースト:半パック

 

・オレンジゼスト:大匙1.5(オレンジ大1個分)

・マハレブ:パウダー状で大匙1

 

・小麦粉:2カップ半弱

・塩:小匙1/2弱ほど

 

手順:

アーモンドミルク(ほんとはミルク)とバターを温め、室温ほどにする。

オレンジゼストは大きなオレンジ1個分の皮を薄く削いで細かく刻むとちょうどくらいの分量となった。

マハレブはラップに包んでハンマーで打ち砕き、最後包丁で刻んだ。

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以下、推奨手順に従う。

卵を良くほぐし、(本来はここに砂糖を加える)イースト、マハレブを加える。

塩、オレンジゼスト、溶かしたバターと室温のミルクをここに加え良く混ぜる。

粉を徐々に加え、よく混ぜて生地を作る。指に引っ付かなくなるまで捏ねる。薄っすらバターを塗ったボールに移してビニールに入れて1時間おく。

 

しかし、1時間半置いたが 何が原因か、生地が膨らまない。

 

とにかく続きに従って、その生地を2つ(本来3つ)に分けてそれぞれさらに3つに分けて棒状に伸ばし三つ編みにしてワックスペーパーを敷いたトレイに載せて布巾をかぶせてさらに30分置く。

オーブンを190度に温めておき、焼く直前に卵液を塗ってきつね色になるまで焼いた。

 どっしり重い、似て非なる(いや似ても似つかぬ)ものができた。

しかしオレンジピール、アーモンドやアニスを思わせるマハレブ、バター、甘い生地の味わいが良くてイーストもさほど気にならない。

ほとぼり冷めたらまた作ってみよう。