巻き寿司、長芋と干し海老の煮物、叩きごぼう、ほうれん草胡麻和え、黒豆と大根の唐辛子風味煮、けんちん風味噌汁、
3年前の節分から、巻き寿司を作り始めた。
今年は節分を越してしまったので1年ちょっとぶり。
巻き寿司はお節料理と共に、自分の基本形をしっかり生み出したい料理の一つ。
今回は前回ほど上手くいかなかったが、気を引き締めて、後で次回へ向けて覚書き記事にする。
その他に食べたもの:
・長芋と干し海老の煮物
長芋を煮たのは初めて。前日に煮たがアクセントが欲しくて当日に徳島から買ってきた干し海老と合わせた。これも後で覚書きしよう。
・叩きごぼう
積み上げて盛ると薪みたいと言われた。その通り。
お正月に作ったのと同じ。
・けんちん風味噌汁
牛蒡、大根、人参、蒟蒻をゆっくりと煮て広東白菜と油揚げを追加。出汁は鰹と昆布、赤味噌。
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巻き寿司は2日に亘って食べた。
ここからは、翌日に一緒に食べたもの:
・大豆ミートと長芋と人参漬物のピンチョス風つまみ
相方がお腹空いているとのことなので、ありもので急遽追加した1品。
日本の知人に頂いた大豆ミートなるものを使ってみる。小さなシート状のもの。
戻して大きくなったら長芋を巻いて照り焼きにする積りだったが、思ったより小さかったので、ごま油を敷いたフライパンで半月切りの長芋と一緒に焼き、取っておいた干し椎茸と干瓢の煮汁で軽く照り煮にしてから紫蘇と人参漬物をサンドした。
好評。良かった。
・大根と黒豆の唐辛子風味煮付け
黒豆はチリビーンズで多く茹でてあった残り。さいころ切りにした大根とゆっくり煮て、干し椎茸と干瓢の煮汁、そこに少し醤油、出汁を取った後の昆布と鰹節、唐辛子フレークと煮た。
大根と黒豆は個人的に好きな組み合わせ。また作ろう。次は蒟蒻も入れたい。
・叩き牛蒡、ほうれん草胡麻和え
叩き牛蒡の和え衣で、少し取り置いてあった茹でほうれん草を和えた。
良い味加減でした。
あと前日のけんちん風味噌汁。
こちらも味の丸い変化を楽しんだ。
✴︎ふっくらマヒマヒ煮付け(覚書き)、オレンジパプリカ、蕪、広東白菜、コーン、椎茸の炊き合わせ、南瓜とレッドキドニー豆とエリンギの煮物、海老照り煮、他
・南瓜と赤いんげん豆とエリンギ茸の煮物
チリビーンズのために多めに茹でてあった赤いんげん豆と、南瓜を炊き合わせた。
味付けは鰹と昆布出汁、味醂少々、醤油。
茸の香りが欲しかったが椎茸が無いのであったエリンギで。豆と南瓜の味を吸って美味しい。
豆と野菜と炊き合わせると、互いに自然の甘みと味わいを増してくれる。
・鮪と平目。
並べただけ、ライムと塩と香菜で食べる。広東白菜の茎の甘みが口直し。
・オレンジパプリカ、蕪、椎茸、コーン、広東白菜の炊き合わせ
出汁は同じく鰹と昆布。蕪と椎茸をゆっくりじっくり柔らかくしてからパプリカ、冷凍コーン、熱が通ったところで僅かの醤油、最後に広東白菜。甘い野菜の甘みのバラエティーを堪能。
・マヒマヒ(シイラ)の煮付け
試してみたら、大ヒット。意外だったのは煮付けると鮪煮付けとも鰤煮付けとも言えるような食感と風味だったこと。味の染みも良く、パサつかず、ふっくら。日本では煮て美味しい魚はごまんとあるのでわざわざシイラを買って煮付けることは無いと思うけど、奇特な方には試して頂きたい。
たっぷりの酒、生姜、少なめの醤油を煮立たせてから大振りに切ったシイラをゆっくり煮付ける。
食べる時にライムの皮と七味唐辛子をパラリと。
・海老の照り焼き
海老はアルゼンチンからの冷凍。
酒と味醂をぱらぱらかけて、オーブントースターで。熱いうちにライム汁とライム皮で。
さっと茹でた広東白菜の葉に胡麻を混ぜて焼き汁を吸わせて食べる。酒を吸って蒸された海老味噌に下戸でも日本酒が欲しくなる。(勿体無くも酒の味見は大好き。)
・大根と広東白菜の味噌汁
大根は昆布と一緒にごく弱い熱でじっくり煮る。最後の方に広東白菜の軸が参加。こちらも加熱すると大変甘い。味噌は少量でアクセントとして。
✴︎グリーンチリ入りコーンブレッド(覚書き)、チリビーンズ(覚書き)、ローストコーン入りワカモレ
何度も作っているチリビーンズ。
多めに作って冷蔵庫で寝かして、味の変化を楽しむ。
1回目(翌日)
スパイスをよく感じるこの状態も好き。
2回目(3日後)
味が丸くなり、じんわりくる。
気に入っているので特にアレンジを加えたりはしないが、今回赤パプリカを刻んで加えた。これは気に入ったので、機会あればまた加えよう
材料は、牛ひき肉を600g弱、茹でた黒豆、赤いんげん豆各カップ1と1/4ほど、玉ねぎ大1個、赤パプリカ(250gくらいの)1個、大蒜2個、瓶詰めトマト500gほど、赤唐辛子(粉)大匙2、クミン粉大匙1、オレガノ大匙1、赤唐辛子(フレーク)小匙1/2。
・チリビーンズの付け合わせの定番、コーンブレッド。
これもいつもどおりの作り方だけど、中しっとり/ 表面さっくりの、それぞれの加減もその調和も完璧で、過去一番の出来となった。いや、ちょっとだけ違うことをしたので、予想と一緒に覚書き:
(基本バージョン)
(今回)
・缶詰のローストグリーンチリを加えた(大匙2ほど?) →水分量が増えた
・作る分量を多くした(粉1カップ→1.5カップ) →体積に対する表面積が減った
・容器にバターを多めに塗った →乾燥防止?
そんな積み重ねで焼き上がり時の水分量がぴったり美味しく収まったのだろう。
私のエリアで出回るのは甘く味付けされたものだが、コーンブレッドの変化を書いた記事が面白かったので覚書き。
http://www.seriouseats.com/2014/08/why-southern-cornbread-shouldnt-have-sugar.html
(コーンの状態と挽き方の変化(完熟コーンを石臼で→ 20世紀初頭:スチールで未熟コーンを大量)によってコーンの甘みやフレーバーが大きく変わってレシピが変化してきたことを、当時の新聞記事やなんかを引用して纏めたもの。)
食卓に戻る。
・ローストコーン入りのワカモレ
香菜、紫玉ねぎ、トマト、アボカド、ローストコーン(冷凍だけど)、ライム汁、塩、の私的ど定番。ここに黒豆を入れるのもお気に入り。
それに市販品のサルサ&チップス、ピクルスを添えての南西部風簡易献立。
作ったのは帰米の翌々日でアップが遅れた。
どっかん系、豆、挽肉、コーンで、アメリカに戻って来た!を満喫したのだった。