アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

✴︎ギーでキャベツとグリンピースのスパイス炒めをライ麦パンでサンドイッチ

まだ前の家にいた頃インド人のおばさんにキャベツのスパイス炒めを教わって、しばし作っていた。

油を熱してマスタードシードを軽く弾けさせ、アサフェティダ、キャベツ、コリアンダー粉とターメリック粉、グリーンピースの順に加えつつ炒めあげるのが原型だったか。

気分で入れるものが変わってしまうが、キャベツ、マスタードシードターメリックは必ず入れて、

食べる前にレモンを絞る。

 

本来副菜的な惣菜なのだけど、これだけ心ゆくまで食べたくて、主菜的にへんてこりんな食べ方をする。

なんとなく気が引けて載せたことが無かったのだが、ニューフェイスのギーを使ったのを機に載せてしまう。

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今回バージョン

材料:

・ギー

マスタードシード小さじ1弱

・クミンシード小さじ1/2ほど

 

・生姜、にんにくみじん切り

・紫玉ねぎ1/2個

 

ターメリック粉小さじ1/2強

・クミン粉小さじ1/3ほど

コリアンダー粉小さじ1/3ほど

・塩

・キャベツ(大)外葉から7枚(芯は薄切り、葉は短冊切り)

グリーンピース(冷凍)カップ1/3ほどか

ガラムマサラ

 

フライパンでギーを多めに熱する。フライパンを熱源から外してマスタードシード2〜3粒を入れてみて、ジュワッと弾けるようなら残りのマスタードシードとクミンシードを入れて熱源(火)に戻す。少しジュワジュワと香りを立たせてから生姜、にんにく微塵切り、紫玉ねぎを入れる。玉ねぎに火が通ってしんなりしてきたら粉スパイスを入れて絡みつかせるように炒める。

切ったキャベツを入れてよく混ぜるように好きな炒まり具合まで炒め、最後の段階でグリーンピースを入れて仕上げ炒める。

味を見てガラムマサラを加えた。

食べる時にレモンをたっぷり絞って。

 

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おお。ギーの乳の甘みがいつもと違う。

で、今回はまず苦いベビールッコラと一緒にライ麦のブール(買ったもの)で載せて。プチトマトも一緒に。なんかへんてこりんだけど、大事なことは今日の自分には美味しかった、という事実。

その後ベビールッコラを摘みつつ、残りをワシワシと食べた。

 

 

 

 

✴︎ギーでスパイス人参炒め、ギーを練り込んだ南瓜のパテ(覚書き)、焼きエリンギと芽キャベツなど

少し前の話になるが、

リコさんが作っていた「パニールと人参のギーでの炒め煮」を、パニール無しで作った。

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人参と分葱とギーを一度にフライパンに入れて、まず「ギーに溶け混ざった分葱の風味を人参に絡み付け」るのだが、あまりの良い匂いに途中で摘んでみると、この3つの全然違う風味を伴った甘さの絡みが素晴らしいのだ。

そこにターメリックマスタードシード、唐辛子と辛味がやってくる。手持ちの種入り唐辛子はえらく効くのでごく控えめに。

おお。キリッと締まった。チーズやカード系をたくさんは食べられない私でも、パニールを食べたくなる。

デザートの定番的な甘い人参のミルク煮を作ってみたい気がしてきた。

 

 

そして少し残っていた南瓜を、ギーを入れてパテにした。

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 南瓜をレンジ加熱してフォークで潰し、温かいうちにギーを入れ混ぜ、玉ねぎと香菜のみじん切り、ターメリック、ほんの少しナツメグをよく混ぜて、ほの温かいネタの味をみる。

これは・・・・・美味しい!

このままで食べようか。でも今日は成形したほうが満足度高そうなので、取り敢えず続けよう。

 

 

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中身。

パン粉をまぶしてしまったが、必要なかった。中身だけですでに完結している。

今度はそのまま焼こう。

 

南瓜パテの奥に見えるのは、芽キャベツにギーをまぶしてターメリックと塩でローストしたものと、エリンギをギーで焼き炒め。こちらの味付けは塩と黒胡椒。エリンギ良い。

 

あと一緒に食べたのは、キャベツとアーモンドミルクのスープ、(相方不在の定番)ひよこ豆と挽き割りオーツ麦のパン。このパンにはひまわりの種と亜麻仁の種を入れて、よりナッティに。

あれ、菜食献立になっていた。

 

 

その後も野菜をローストする時にギーを試し使いしている。

スクワッシュ類(スパイスと共に)、スプリングオニオン(にんにくと共に)、キャベツ(マスタードシードとスパイスと)、ルタバガも良かった。

お気に入りの引き出しが少しづつ増えていくのは楽しい。

 

 

 

 

✴︎手巻きに煮デーツを使ったセロリの甘酢(覚書き)、ポーギー(黒鯛)の煮付、南瓜の煮物、キャベツと椎茸と油揚げの味噌汁

 

天然物のポーギー(黒鯛)。

日本にいた頃に食べてたかどうか覚えがないので比べようは無いが、

天然物とは言っても、鯛らしい良い香もせず、身が柔らかいので、あまり積極的に食べたい魚ではなく、安価だが、数度買ってから買わなくなっていた。

が、煮付けてみたらなかなかいけた。

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地元の魚の煮付けは滅法甘くてこれは疲れた時に特にいいのだが、私は生姜と酒、味醂と醤油のみ、気分だけ鳴門の若布と煮た。ここには美味しい豆腐と木の芽が欲しいところだが、無い。鍋に収まりきらずに尻尾が曲がった。頭部が美味であった。

 

手巻き素材

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前日の残りの鱈でんぶとはりはり漬けに、胡瓜、紫蘇、若布を刻んだの、しらす干しを足して。

 

 そして、地味だが今回のヒット作であるセロリの甘酢漬け。

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気に入って、この後も何度か作っている。

今自分の中でブームになっているデーツ甘味を利用。

輪切りデーツを水少々で煮て冷ます。

薄切りにして軽く塩で揉んだセロリを、枸杞の実と、煮たデーツ(汁ごと)とリンゴ酢で和えた。

キャラウェイシードをほんの数粒、隠し味に。

胡麻は食べる直前に指で潰しながら。

口直しにぴったりで、和食の中でも違和感ない。

 

 

そのままでもお箸が止まらないが、巻けばしらす干しに合うのである。

 

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適当に乗せて。

 

 

 

後は、南瓜とエリンギの煮物

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少し唐辛子を効かせてある。

 

 

と、キャベツを鰹出汁でゆっくり煮込んで油揚げと椎茸を合わせた味噌汁。

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目も舌も楽しかった。

 

これは相方がいた時の最終食卓。

3日前からしばらく不在になるが、その間ライフワークである写真の作業が多忙となりそうで、こちらのほうに手が回るかどうか分からない ・・・といいつつ、マメにアップしそうな気もする。