アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

2024年のお節料理

明けましておめでとうございます。

下書きを色々残したまま、2024年を迎えました。

今年は日本食大好きなアメリカ人の友人を招いて、1月6日にお節を頂きました。

重箱は母から譲り受けた輪島塗りです。その器で新年を祝うのは複雑な気持ちでしたが、漆器はただ静かに奥深い光と色を湛えて静かに佇んでいました。

能登地震に被災された方々に早く穏やかな日が訪れることを祈って止みません。

 

恒例の品々ですが、今年は初めて金時人参が手に入りました。

作ったもの:

宝袋、煮染め、昆布巻き(初めて作った)、

 

栗きんとん、紅白なます叩きごぼう田作り、伊達巻、

今治の友人に昨年頂いたタコ飯の素を使ったタコ飯と、味噌仕立てのお雑煮。

味噌は2月に仕込んだ味噌を開封しました。

初めて取り寄せた大豆と麹がとても良くて、美味しいのができました。

https://firefly-fields.com/

 

黒豆は省き、最近見つけたとても美味しい黒豆納豆を代わりにお出ししました。

 

お節の忘備録を2回に分けて後ほどあげます。

 

今年もよろしくお願いします。

✴︎丹波黒豆を初めて煮る(2023年お節)

ということで、今回唯一のお節覚え書きの黒豆です。

 

日本の黒豆を煮たことはなかった。

今回、11月半ばに丹波篠山で買い求めたものを、煮た。

お節の甘い黒豆が苦手なので、甘くないのを、実験も兼ねて煮た覚書き。

右から:味醂/カカオ/チリ/醤油/プルーン、そこに+蜂蜜、+蜂蜜と醤油、+蜂蜜とチリ

豆は静かに洗ってそっと水を換え、24時間水に浸し、浸し水ごと中火で煮た。

泡が立ったら一旦蓋を開け、火加減をかなり落として、泡の勢いが収まったら蓋を軽くずらして弱火で、皮が裂けないように、ゆっくり火を通した。大豆の大版だから4〜5時間と見込んでいたが、1時間で食べられるほどに柔らかくなり、2時間ほどでかなり柔らかくなった。新豆だったのだろうか。

そのまま食べてみると、大豆にはない臭みというか、クセがある。

だから、甘く煮るのだな。

臭み消しに、味醂、少量のココア、チリパウダーを加えることに決めた。

ココアとチリパウダーは、昨年黒豆(メキシカンによく使うインゲン科の方)を煮て気に入った取り合わせ。

 

1時間ほどして、皮の色が抜けるのを見たが、鉄玉も鉄釘もないので、

鉄分の足しにとプルーンを加えた。ついでにカカオパウダーも。

豆がもっと柔らかくなってから、味醂、チマヨチリパウダー、醤油少々を加えた。

すっかり豆が柔らかくなったら火を止め、瓶に保存。

煮た時間は全部で2時間ほど。

 

その際、味を染ませる実験を。

それぞれの瓶に、

1 何も加えない(煮汁のみ)、

2 蜂蜜

3 蜂蜜+醤油

4 蜂蜜+チマヨチリパウダー

を煮汁に足して蓋をして、冷蔵庫で様子をみた。

左皿:プルーン、味醂・チリ・カカオ・醤油。これがベース。右皿(上から):+蜂蜜、+蜂蜜と醤油、+蜂蜜とチリ

作って3日目くらいまでは何も加えない1が美味しく、噛むと豆の繊維がすっきりホロリと歯応えがあった。

2〜4に入れた蜂蜜は、125mlの瓶いっぱいの豆と煮汁に対して、小匙1/2〜1弱ほど。

最初のうちはぼんやりした甘さだったが、

5日目になると、どれも味がしっかり染みて落ち着き、醤油とチリの味もしっかりして、美味しくなった。豆の繊維が1に比べて、もっちりした気がした。

色も次第に黒くなっていった。

個人的な好みになるだろうが、

次回へ:そのまま(プルーン、味醂、カカオパウダー、チリ多め、醤油少々)で、またプルーンは最初から入れる。(今回は100gの豆に5個、次回は増やしてみる)

 

 

さて、去年ドラフトのまま放置していた記事がいくつかあるので、今更ですが、覚書としてあげておくつもりです。

最後になりましたが、今年の初日の出です。

 

 

 

 




細々と、よろしくお願いします。

2023年お節料理(簡略版)

遅れまして明けましておめでとうございます。今年は大晦日ー2日まで旅行していたのでお節は省くつもりでしたが、ちゃんとした黒豆と田作りを日本から持ち帰ったので、かなり簡略なものを作って5日に食べました。

・栗きんとんオレンジ風味、

・煮染め(里芋、人参、牛蒡、蒟蒻、昆布、干し椎茸)山椒

ブロッコリーラブのお浸し

 

・田作り、

紅白なます(柚子風味、クコの実入り)

・昆布巻き

・たたき牛蒡

 

写真が横になっている。

出汁=昆布、干し椎茸の合わせ、干し椎茸多め

丹羽黒豆(味の実験)

黒豆の覚書は、次にあげます。他は去年詳しい記事があるので、詳細は省略します。

 

今年の反省点だけを。

・煮染めの出汁に干し椎茸を効かせ過ぎた。

・歯応えを残そうと、紅白なますを太くし過ぎた

→次回へ:

・煮染めの出汁は干し椎茸より昆布強めにする。