ニューメキシコ再再々訪③ Chimayoの気持ちよいB&B
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旅で初めての食事が美味しいと、とても幸せな気分となります。
その後、サンタフェを通り越して北に位置するChimayo(チマヨ)に向かいます。
チマヨを訪れるのは今回で3度目。
山間にある小さなムラですが、なぜだか、惹き付けられる、好きな土地です。
ここは病気や怪我を治すと言われている奇跡の砂が湧き出る教会「Santuario de Chimayo」(サンチュアリデチマヨ)と、かっこいい毛織物が有名ですが、なによりも、雰囲気、というか、気、というか、何か独特のものを感じます。
言葉では表しにくい、何かです。
サンタフェからは30分ほど、十分日帰り可能ですが、やはり好きな土地で夜を明かしてみたい。
良さそうなB&B(ベッドアンドブレックファスト)を見つけたので、今回は泊まってみることにしました。
Casa Escondida Bed & Breakfast @ Chimayo
山道からさらに未舗装のプライベートロードに入って行きます。分かりづらく、始めは通り過ぎてしまいました。
建物の見かけは古そうですが、全て伝統的な手作業で建てられたためとのことで、もともとは1970年代の民家だそうです。
しっかりと塗られた壁、どっしりとした木の梁や柱。お部屋にはシッティングルームも付いていて、広々としています。
泊まったお部屋のソファ。
ベッドカバーはブーツのパッチワーク。
お部屋の全体像はうまく撮れなかったので割愛しますが、家具もファブリックもとても素敵です。
お部屋の裏のドアから中庭に出られます。
夜、星がとても綺麗でした。
朝ご飯のための食堂
手作りのコーンブレッド、フルーツサラダ、焼きたてキッシュ、ハニーローストポーク、珈琲、どれも大変美味しかったです。
建物の前庭。
今回は毛織物に興味があったので、チマヨの3つの工房をまわり特徴をつかみました。
毛織物は羊毛と共にスペインからもたらされたもので、そんなに歴史は古くありませんが、ニューメキシコでは古来からの民族独自の模様と、スペインのブローカーが提案する模様や技術が混じりあってとても面白い発展を遂げています。
工業化されておらず、今でも手織りが脈々と続いているのが大きな特徴です。
続く→