✴︎茗荷の甘酢漬け(覚書き)
茗荷週間で和献立#2
“週間”といいつつ写真を撮っておらずに記事はこれだけ。
ちなみに前記事の料理写真も出てきたので、一応リンクを。
・鱈の煮付け
鱈は、この辺では天然の生が手に入ることがあり、重宝している。味醂と酒と醤油と生姜に水少々を足して、少し煮立ててから鱈の切り身、そして戻したわかめを入れて蓋をして火を弱め、汁が少ないのでスプーンで回し掛けながらゆっくりと味を含ませた。良い味加減にできた。
・水菜と油揚げの煮浸し
こちらは鰹節と昆布の出汁、味醂、醤油少々を少し煮立てたところに油揚げを入れて、薄く切った人参をまず煮る。味醂は人参の甘みを差し引いて。人参が柔らかくなったら切った水菜を入れて、蓋をしてしんなりしたら出来上がり。熱いうちに茗荷をさっと混ぜて立ち上る香りを楽しむ。
・茗荷の甘酢漬け
長く楽しみたくて、少しばかり甘酢漬けに。
茗荷の湯通しは、歯ごたえと香りを少しでも高く保てれば、と、ざるの上で熱湯を回しかけるだけにしてみた。
美味しくできたので今回の覚書を後であげておく。
その桜色の姫君を、お気に入りの陶「キャビン」に入れて眺めるのも幸せ。
・けんちん風味噌汁
牛蒡、蒟蒻、ヤム芋(里芋)、人参、昆布、しめじ、椎茸、ネギ、油揚げ、そしてずいぶん前に相方が日本で買った「大豆ミート」。具か汁かというぐらいの具沢山で、大鍋いっぱいに作る。
どの素材からもふんだんに出汁が滲み出て、しみじみと旨い。味噌は後から開封した、やや発酵臭の強い手前味噌をたっぷり目に。
日をおくとまた美味しいんだなぁ。
やっぱり和食が好き、薬味が好き。
複数の惣菜を並べようと、料理に時間をかけたのは久しぶりで、
茗荷ちゃんにしみじみと感謝。
茗荷週間で和献立
2年前に知り合った、自家菜園の茗荷を破格で分けてくださる知人がいる。
その案内を頂いてからというもの、引き取りに行くのが待ち遠しくて堪らなかった。
私は大の薬味好きなのだが、茗荷は取り分けの好物。
9月初旬に短期帰国したのだけれど、帰米の際に酢橘を5玉こっそりと持ち帰った。取って置きの、最後の2玉をあれこれにちびちびと使って、久しぶりに何品かの惣菜を作って和食とした。
写真が無いが、茗荷と茄子の味噌汁と以下の惣菜。酢橘の皮のみじん切りと茗荷も薬味として別にある。
・蒸しズッキーニ
レンジで蒸しただけの輪切りズッキーニが熱いうちに胡麻油を垂らして、ほんの少しの梅塩と唐辛子を載せた、うちの定番。
温かいうちも美味しいし、冷えても美味しい。作りながら食べてしまう。
簡単だしお試しいただきたいです。
・芽キャベツの煮浸し
芽キャベツは鰹出汁と合うと思う。
濃いめの出汁に味醂と香りを加える程度のほんの僅かの醤油の熱い汁に、蒸した芽キャベツが熱いうちに浸すだけ。胡麻でも良いが今回は砕いたアーモンドをかけて。
余談だが、蒸し芽キャベツを千切りにして、叩いた梅干しと微塵切り生姜と胡麻で和えるのも大好き。
・茄子と茗荷の胡麻味噌和え
これも大好き。
茄子は半分の長さに切って、(皮が同量付くように)それぞれを放射状に切り、レンジで蒸す。茗荷は千切り。茄子が熱いうちに茗荷と、上記の合わせ味噌とで和える。
・海老の照り焼き
フライパンで焼きながら、味醂と酒、醤油を数滴垂らして照りを付けた。食べる時に酢橘の皮の微塵切りを散らして。海老をEXオリーブオイルで焼いたが酢橘の皮とよく合った。
・根菜の煮物
牛蒡の土臭さが堪らなく好きだが、買ったのは久しぶり。
牛蒡、人参、里芋、昆布、蒟蒻、椎茸、しめじ。
出汁はたっぷりの昆布と鰹節で取って、昆布は具にする。
根菜はぞれぞれの風味が好きなので、出汁を濃くして調味料での味付けは殆どしない。
人参を炊くと甘みが溶け出すので、砂糖は入れずに味醂少々、酒、醤油少々、唐辛子。
そして、里芋に酢橘の皮のみじん切りを付けて食べるのが、とにかく好きで、酢橘を使うことがおありなら、おススメしたい。