アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

とても満足な1汁1菜

残り野菜の料理はどうして美味くなるのだろう。

自分一人の手早い夕食に、

大きな赤パプリカ1個を使って、冷凍の海老を解凍して、炒め物を。

 

生姜とにんにくとネギを細かく切って、人参薄切り、白菜ざく切り。

パプリカは縦真っ二つから斜めに切って、オイスターマッシュルームを適当にバラす。

中華と思って準備を始めたが、気分が変わって手に取ったのはオリーブオイル。野菜を順繰りに炒めたら白ワインとトマトペーストを絡みつけて、最終段階で殻を剥いた海老、スモークパプリカと挽き割り胡椒、塩、卵を溶き入れて蓋をして蒸す。

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白菜、パプリカ、人参、と甘い野菜に海老は、どんな味付けでも相性が良い。

そんな汁を吸った卵がまた美味しい。

 

炒め物はずいぶんと久しぶり。懐かしく、旨みに耽ったのだった。

 

 

 

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フライパンの横では小鍋で味噌汁を。

具は玉ねぎ、鳴門若布、油揚げと素朴に。

出汁が、美味しいのだ。

長崎五島列島の「浜口だし」という粉末合わせ出汁。いりこ、飛魚、本枯れ節、昆布、椎茸。すっきりとしていて味わい深く、素材と煮込んでも嫌味が全くない。袋を破ってこれを具材と一緒に煮込んで食べる。

日本でいただいた。美味しいものを紹介して頂き、感謝は尽きない。

帰国時に、買い求めたい。

乾燥鳴門わかめは別に戻さず、乾いたまま、玉ねぎを煮込み始めた鍋の上でハサミでちょんちょん切り落とし入れる。

腰の強い鳴門わかめは、こんな乱暴な手順でも十分に歯ごたえと風味を味わえる。

味噌は手前味噌。開封時より、熟成が進んだようだ。

 

 

1汁1菜。とても満足。

✴︎銀鱈と広東白菜と平茸の煮付け(覚書き)、大豆煮汁入りとろろ味噌汁、金平、青菜の胡麻汚し、おろし長芋

最近作るのは簡易料理ということと、遅筆もあってブログ放置が続いているが、気が向けば細々と記録してゆこうと思う。

 

 

 

初めてブラックコッド(銀鱈)が特売になっていて、自分用に、小さい切れを買った。

 

ブロッコリーラブの胡麻和えと金平

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その日は先に、数日前の余りの蒟蒻と相方の日本土産の乾燥牛蒡で金平を作っていた。

蒟蒻を十分に乾煎りして、人参と一緒に胡麻油でさっと炒めてから、水で戻した乾燥牛蒡を戻し汁ごと鍋に入れる。

乾燥牛蒡は初めて使ったが、煮立ってくると生の牛蒡よりも香りが高い。干したらそうなのか、良い牛蒡だからなのか、気になるところ。炊き込みご飯にすれば良かったかなぁ。

味付けは味醂と醤油と唐辛子フレーク。熱から外して食事前に二度目の火入れ。食べる時に少し黒七味を。

 

ブロッコリーラブには炒りごまをたっぷりかけておしまい。そうやって苦味と甘みを堪能するのが好き。

 

・長芋摩り下ろし

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山葵を載せて、醤油を数滴垂らして、徳島の地海苔(あまのり)と合わせて。

 

 

 

・銀鱈の煮付け、平茸と広東白菜

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これは個人的なヒット!

 

まず生姜を薄切りにして、少しの水と酒と味醂をコポコポと熱して、椎茸の軸、オイスターマッシュルーム(平茸)、広東白菜(パクチョイ)の軸の部分だけを煮る。これが良い出汁になると確信して。

醤油を入れて、熱湯をさっと回しかけた銀鱈と、二つに切った椎茸の笠を入れて鍋に蓋をする。そうして煮汁を回しかけながら弱火でゆっくりと煮て、最後にパクチョイの葉を入れて仕上げ。

やっぱり良い煮汁ができた。

そして甘くなったパクチョイと平茸が、脂の乗った銀鱈に合うことこの上ない!椎茸は無くても良かったけれど、でもまあ出汁として働いてくれた感。

薄めの煮汁を時折チリレンゲで掬ってスープとして楽しみながら、食べる。

 

 

 

 

・とろろ昆布の味噌汁、大豆煮汁入り

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最後、汁物が欲しくなり、席を立ってさっと。

とろろ昆布と布海苔少しに熱湯を注ぎ、味噌を溶き入れ、水で煮た大豆を煮汁と共に少し注ぎ入れて。ひさびさに大豆を煮たが、煮汁が美味くて出汁として重宝している。

 

 

 

 

茗荷と生姜と葱とラディッシュの酢味噌和え、根菜とレンティル(レンズ豆)のスパイス煮込み

帰米して間もない頃は、異常気象で暑かった。

 

そんなある日のさっと作った盛り合わせ。

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出来合いのスモークサーモン、オレンジパプリカ、玉ねぎ、レモン。

ブロッコリーラブは大束を買ってすぐに蒸しておく。味の調和の完成した野菜と思う。独特のほろ苦さと甘みの奥にナッツを思わせる風味。刻むだけで味付けはいらないが、胡麻をかけるのが好き。

 

 

昨年、ミョウガを栽培している貴重な人と知り合った。

貴重な茗荷、今回は味噌汁、酢味噌で楽しんだ。

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これは気に入った味噌和え。

茗荷薄切り、生姜の微塵切り、葱、そして胡瓜かラディッシュの千切り。今回ラディッシュ

それを自家製味噌と蜂蜜少々を林檎酢で溶いた衣で和えたもの。

 

 

大根と人参と玉ねぎとグリーンレンティルのスパイス煮込み。

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材料全てを弱火でひたすら煮込んで甘みを引き出し、クミン、コリアンダーターメリック、シナモン少し、カルダモン少し、アサフェティダほんの少し、チリパウダーほんの少しで煮込み、最後に味を見て塩を少し。

美味しい、おかわり。