✴︎手巻きに煮デーツを使ったセロリの甘酢(覚書き)、ポーギー(黒鯛)の煮付、南瓜の煮物、キャベツと椎茸と油揚げの味噌汁
天然物のポーギー(黒鯛)。
日本にいた頃に食べてたかどうか覚えがないので比べようは無いが、
天然物とは言っても、鯛らしい良い香もせず、身が柔らかいので、あまり積極的に食べたい魚ではなく、安価だが、数度買ってから買わなくなっていた。
が、煮付けてみたらなかなかいけた。
地元の魚の煮付けは滅法甘くてこれは疲れた時に特にいいのだが、私は生姜と酒、味醂と醤油のみ、気分だけ鳴門の若布と煮た。ここには美味しい豆腐と木の芽が欲しいところだが、無い。鍋に収まりきらずに尻尾が曲がった。頭部が美味であった。
手巻き素材
前日の残りの鱈でんぶとはりはり漬けに、胡瓜、紫蘇、若布を刻んだの、しらす干しを足して。
そして、地味だが今回のヒット作であるセロリの甘酢漬け。
気に入って、この後も何度か作っている。
今自分の中でブームになっているデーツ甘味を利用。
輪切りデーツを水少々で煮て冷ます。
薄切りにして軽く塩で揉んだセロリを、枸杞の実と、煮たデーツ(汁ごと)とリンゴ酢で和えた。
キャラウェイシードをほんの数粒、隠し味に。
胡麻は食べる直前に指で潰しながら。
口直しにぴったりで、和食の中でも違和感ない。
そのままでもお箸が止まらないが、巻けばしらす干しに合うのである。
適当に乗せて。
後は、南瓜とエリンギの煮物
少し唐辛子を効かせてある。
と、キャベツを鰹出汁でゆっくり煮込んで油揚げと椎茸を合わせた味噌汁。
目も舌も楽しかった。
これは相方がいた時の最終食卓。
3日前からしばらく不在になるが、その間ライフワークである写真の作業が多忙となりそうで、こちらのほうに手が回るかどうか分からない ・・・といいつつ、マメにアップしそうな気もする。
✴︎モンクフィッシュ(あんこう)とフェンネルとパプリカをギーでロースト(覚書き)、マンダリンオレンジとフェンネルと橙パプリカと胡桃のサラダ、
何か油を買ってみたく、リコさんid:ricotea の勧めに従ってギーを買った。
ギーはバターをゆっくりと加熱して純粋な油分を取り出したものとのことで、
そうすると、雑味が無くなってつまらないんじゃないかと思っていたのが大きな間違い。
固体のギーを少し削って舐める。甘さと芳醇な乳の香りにびっくりした。すぐに思い出したのがバター飴。そしてザラつく舌触りなのも意外。
この日、モンクフィッシュ(アンコウ)とフェンネルをオリーブオイルで焼くつもりだったがギーが合いそうな予感。
で、その通りだった。
・アンコウとフェンネルとパプリカのロースト
アルミホイルにギーを塗る。薄切りにしたフェンネルを散らし載せ、その上に、上から適当に切り込みを入れたアンコウを載せる。(私の包丁では取れないが薄皮を取ると楽。)
薄切りのニンニクでアンコウ表面を擦って香りを移し、切り込みのところどころに突き刺す。
上からライム汁と塩をパラリと振り、ライムと小さく切ったパプリカ、そしてギーを削って散らし載せて、425Fのオーブンで焼いた。
焼いている途中で、まずフェンネルを載せたギーが華やかに香ってくる。そしてにんにくとライムがうっすら見え隠れし始めてパプリカの爽やかな甘さが加勢。
焼いている間中キッチンに充満する香りを楽しんだが、アンコウに合いました。その期待を裏切らない味わいだった。
付け合わせたサラダもフェンネルとパプリカ。こちらは爽やかさ全開で。
フェンネルは白い茎、緑の茎とも薄く切って、葉はザクザク適当に、パプリカは角切りに。
塩をパラリ、ライム汁、生姜のみじん切りをほんの少々、そして胡桃。やっぱり柑橘が欲しくて、マンダリンオレンジの皮を剥いて混ぜ込んだ。
このままで止まらないが焼いたフェンネルとアンコウと一緒に口に含むとまた格別。
あと2日経ったクラムチャウダー。濃厚。
満足。
ギー、気に入りました。
すごいものらしいが、まずは身の丈で楽しめたらよいな。
マンハッタンクラムチャウダーの作り方↓
✴︎黒キャベツとパセリとミニトマトと人参と生姜と林檎と胡桃とネギのサラダ、重ね煮ハンバーグ、鱈のチャウダー
相方は重ね煮で作るハンバーグが好きで何度も作っている。
そしていつもリクエストは「そのままでお願いします」。
「それ」が食べたい気持ちは分かるので、素直に従う。
10インチ(25cm)のスキレットにきっちり4個入る。両面に焼き色を付けてから、425Fに温めたオーブンに入れて焼き上げた。
1日目
芽キャベツはオリーブオイルと塩パラリでローストし、途中でケールの茎と薄切り玉ねぎを加えて焼き上げたもの。
その他には黒キャベツ(ダイナソーケール、ラシネートケール、タスカンケール)サラダと鱈のチャウダー。
サラダはザックリした短冊切りのケール、細切り人参、イタリアンパセリ(たっぷり)に塩を振ってよく混ぜておき、チェリートマト、林檎、胡桃を混ぜ入れてレモン汁を絞って30分ほど置いて味を馴染ませて。
チャウダーはセロリ、人参、玉ねぎをオリーブオイルでしんなりするまで炒めて、パセリの茎とチェリートマトを合わせてざっと混ぜて水と白ワインを足し、最後に鱈と海老を入れて火を弱め、鱈が崩れるまで煮込んだだけ。
2日目
これも定番となったマンハッタンクラムチャウダー。たくさん仕込んで冷蔵庫で数日寝かせて変化を楽しむ。
相方はハンバーグサンドイッチにしたいと言うので弱火で気長に炒めた玉ねぎを添えた。
ハンバーグも芽キャベツローストも、甘みを増してまろやかに。
お疲れ様。英気を養っておくれ。
ネタの重ね煮作り方:
重ね煮からのハンバーグ、ミートローフ作り方関連記事
関連の記事が増えてどこに何を書いたか分からなくなってきた。
整理を考えよう。