✴︎バナナ胡桃ケーキ、デーツで甘みを付けたココナツレモン風味クリームチーズのせ(覚書き)
砂糖を入れずに熟したバナナの甘さと胡桃のほろ苦さをたっぷりと楽しむバナナ胡桃ケーキ。相方のリクエストで頻繁に作るのだけど、人に差し上げても評判が良い。
(基本的な作り方はこちらです)
今回、白く飾ろうと思いついて、クリームチーズをベースに甘いクリームを作ってみたら、やたらと美味しいのができて。これからこれ無しで物足りなく感じるのでは、という恐怖を感じたくらい。
クリームチーズとヨーグルト、レモン汁、バニラエッセンス、そしてデーツ煮汁を好きな配合で、泡立て器でひたすら良く混ぜ合わせる。
様子を見ながらで分量を把握しそびれたので以下は推量。
・クリームチーズ120gくらいに、
・ヨーグルト大匙2くらい、
・レモン汁小匙1〜2くらい、
・バニラエッセンス小匙1/2〜1くらい、
・デーツ煮汁(デーツを1.5〜2倍量くらいの水で煮て作り置いているもの*)大匙1くらい
……のような気がする。
今度はもう少しきちんと把握したい。
*私は砂糖や甘味料を普段の料理にあまり使わないので、甘味料としては手頃な価格で入手できるデーツを水で煮てその代わりに使っている。このレシピに関しては普通の砂糖と洋酒も美味しそうだな、と思ったし、デーツの代わりにパイナップル果汁を入れてみたい、と思った。
仕上げにレモン皮を削ったものと、ココナツフレークを散らして。←これマスト。
レモンが薄っすらと香りデーツとバニラの深みある甘さの加わったクリームチーズに、甘いココナツの香ばしさ、レモン皮の清涼感がアクセント。
バナナ胡桃ケーキの邪魔をせず、互いの違いが引き立てあっている。
これでも良いのだけど、機会あればラムかブランデーも加えてみたい。
✴︎大根器の海老餡詰めと里芋と人参と蒟蒻の煮物、紅鮭とキャベツと椎茸とネギと生姜の味噌汁
お節で紅白なますを入れるのに作った大根カップ。
正月が過ぎて、煮ものにした。
鍋に昆布を敷き、水を張る。
人参、里芋(エクアドルのタロだけど)、適当な大きさに切る。蒟蒻は手綱に。
解かした冷凍海老を細切れにし、生姜、椎茸の軸の微塵切りに、ネギは小口切りに、それらに酒と醤油を適当にかけて、海老の粘りと香味野菜のエキスを揉み出すようによく練って、冷凍グリーンピースとさっと合わせて大根カップに詰める。
ここまでを全部一度に鍋に入れて、蓋をしてゆっくりと煮る。酒もドボっと。
海老餡が少し余ったので、椎茸の傘をひっくり返して、上にこんもりと盛る。
里芋に熱が通ったら味醂と醤油、海老餡を載せた椎茸、チリフレークをパラっと入れてさらに10分くらい。
火を止めて自然に味を染ませて、食べる時に温め直して。
野菜は甘く、海老餡は旨く、どれも美味しくできた。相方絶賛。
これ、時間がある時なら大根カップをたくさん作ってやってみたい。
このところ石狩風鍋だったり、紅鮭と野菜の汁物を繰り返し食べている。
生姜と鮭と味噌、キャベツや玉ねぎや人参など甘みのある野菜の取り合わせは、普通のお鍋よりも身体が良く温まり、なかなか冷えないようなのだ。
たぶん気のせいではないと思う。
前日の「石狩風鍋」の汁が残っていたので、そこに具を入れて味噌汁にした。
キャベツどっさり、椎茸、ネギ、生姜、紅鮭。食べる時に黒胡椒。
見栄えはイマイチだけど美味しかった。
✴︎2018年のお節料理、その他の品と大根カップ(覚書き)
前記事から:
今回は煮物以外篇。
・出汁巻き卵(伊達巻の代わりに)
卵5個、濃い出汁(昆布と干椎茸)カップ1/3弱(デーツ煮汁を加えるのでいつもの90ccより少なめ)、デーツ煮汁大匙2ほど、塩ひとつまみ、醤油少々、韓国の桜エビ(色が薄いので白えび??袋にはdried bori shrimp と書いてある)。
全て混ぜ合わせて卵液を作り、フライパンをよく熱し、一貫して強い熱で、卵液を数度に分けて焼いては巻く。
その左の赤いのは、
・スイスチャード(不断草)の茎の擂り胡麻デーツ煮汁和え
当日、重箱に詰める段になって、締りの良い赤が欲しくて作り足す。
スイスチャーは葉と茎を分け、まず茎だけを適当な長さに切って熱湯で歯ごたえを残すくらいに茹で、すぐに冷ます。
茎は酸味と塩味が備わった不思議な味がするので、炒りごまを擂ってデーツ煮汁を少しづつ足しながら和えたら予想以上に美味しかった。
甘みの強いスイスチャードの葉は違う味に調味。
・スイスチャード(不断草)の葉の擂り胡麻山葵和え
柔らかな舌触りの葉はさっと茹でて固く絞り、擂り胡麻と少しの山葵で和えた。スイスチャードやラディッシュ、大根の葉は茹でるとそのものに塩気を感じるので、私は塩や醤油を味付けに加えないことが多い。
甘辛く煮た人参をアクセントに。これも好評。
・南瓜の栗きんとん
前日に見た相方は「これは地球の栗金団ではない。」と。だが当日は喜んで食べ、3日目にはこなれた味を絶賛した。
南瓜はレンジで加熱。皮を取って身だけを潰す。味付けはレモン汁、塩少々、ホットチリパウダー。水気が多いので、テラコッタ皿に移して栗をそこここに差し程よい硬さになるまでローストした。甘みもオレンジ色もぎゅっと鮮烈さを増す。
レモン皮を削ったのを味のアクセントに。芋よりねっとりして食べやすい。
ちなみに、南瓜の皮はチリペッパーをかけて炙って料理中のスナックに。
・果物風味の紅白なます
大根と人参は塩で揉んだ後洗い流さず、調味液に塩気を足さない。林檎酢、デーツ煮汁、レモン汁で味を調整。枸杞の実が合う。
ちなみに詰める段に思いついて、大根カップを作った。これ大ヒット。
小さなスプーンで彫れるギリギリの薄さに彫っただけ。元旦に掘り、3日の夜にもしゃっきりしていて再利用できた。
大根は意外と掘りやすかったので、中に海老餡を入れて蒸し煮にしても美味しそうだし、いろいろ活用できそう。
・雑煮
具は
大根、サンチョーク、平茸、スイスチャードの葉、海老煮、人参。
いつもするように、昆布出汁でとにかくゆっくりと大根を煮る。今回、相方が餅を入れるので鰹出汁も。ここまで前日。
当日温め直しながら生の平茸と調理済みの具材を足す。平茸、オリーブオイルと塩麹でローストしたサンチョーク、花形人参とともに煮てあった人参のかけらを入れて、温まったら、塩で味を整えて、椀によそおい、茹でてあったスイスチャードの葉、海老煮を盛って。吸い口はレモン皮(悲しい)。けど柑橘の皮があると断然風味が違うんだ。
昨年は森の中にお節弁当を持っていったが、今年は気温的に断念。家でゆっくりと頂いた。
鮮やかな朱塗りの重箱に詰めると、皿にそれぞれ盛るよりも気分が高揚し、食欲が高まるから不思議なものだ。
過去のお節:
2015年
(2016年は不在)
2017年