アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

きな粉と黒蜜で「こいさん」、生姜入り

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id:friayusaoさんのブログで寒天が話題になった時に、徳島の「こいさん」を思い出した。

寒天の食べ方の一つだが、綺麗に切った角形でも突いた麺でもない、ザクザクと粗く解した素の寒天にきな粉と黒蜜をかける食べ方を地元ではこう呼ぶ。
こいさん」は大阪で末娘の意。大坂から渡ってきた食べ方なのか、由来は良く分からない。
 
徳島駅の近くの住宅地の中に、生の寒天を使って心太とこいさんを出す小さなお好み焼き店があり、ここの寒天が食べたいが為に通ったものだが、しばらくご無沙汰している。おばちゃんは今も元気だろうか。
 
さて、今家には賞味期限を過ぎたかんてんぱぱ社の「ナイアガーL」がある。これもやはり海藻が原料で、粉末を水に煮溶かしゲル化させる。匂いが少し違う。食感は寒天に比べてやや粘性が強くゼリーに近づく。これは5〜6年前に日本から持ち帰ったものだ。
そして一昨年前に日系食材店で入手したきな粉と黒蜜が僅かばかり残っているので、嬉々として「こいさん」を作った。
煮溶かす時に刻み生姜を入れた。とても宜しい。
写真を撮り忘れて、これはきな粉が足りなくなって桃を足したもの。桃も合います。
 
 
 
 

寄せ集め材料で夏のワンプレート

朝、黒豆を水に浸した。

その後買い物に行けず、使いかけ野菜を総動員しての食事作りとなった。
寄せ集めは意外と賑やかになる。
ワンプレートにしたが、おかわりしたのでワンじゃなくてツーだ。

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写真手前:
・ソフリタス(メキシコ風チリ味炒り豆腐)
・黒豆のにんにく唐辛子煮こみ(黒豆、玉ねぎ、大蒜、ソフリタスのソース、フェヌグリーク)
・コーンとマッシュルーム入りご飯(相方の前日の残り)
 
写真奥:
・ビーツサラダ(茹でビーツ、グレープトマト、微塵切りラディッシュ、パセリ、胡桃、微塵切りレモン皮、レモン汁、ホットパプリカ、塩)
 
・人参サラダ(人参、マッシュルーム、胡瓜、パセリ、生唐辛子、微塵切りレモン皮、レモン汁、胡麻、胡椒)
 
 
ベジタリアンプレートでもあったのか。
夏に良い感じだった。
 

✴︎鯖のグリル、アインコルンとレンズ豆煮(覚書き)、ラディッシュの葉のにんにく炒めタヒニソースかけ、

ボストン鯖を買った。

新しい部屋は、周りから様々なエキゾチックな匂いがしてくるので気が楽だが、やはり鯖の強烈な匂いは気が引ける。

前にやったことのある下処理を。

塩を全体に軽くまぶして15分ほど放置してまず出てきた水分を拭き取って、
そのあと酒をたっぷりまぶして全身を洗い、その水気を拭き取る。
確かに、臭いがかなり軽減する気がする。白ワインでやってみたかったが、この時はまだ無かった。
 
それを2種類の味付けで。一つはレモン汁をたっぷりとかけて、生姜、ターメリック、ブラッククミン、白ワインを振って。

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もう一つはトルコの魚用合わせスパイスにレモン汁と白ワインをたっぷりふって。

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一緒にオーブンに入れてブロイラーで皮がこんがり焼けるまで。
魚用合わせスパイスの勝ち。
 
付け合わせは2種。美味しかったので覚書きとする。
アインコルン(古代小麦)とレンティルを炊いたもの:
3種のレンズ豆と小麦を1:1くらい、生姜とエシャロットの微塵切り、シナモン、アサフェティーダをほんの少々、チリペッパー、レモン汁。
 
それと、ラディッシュの葉。エシャロット、にんにく、生唐辛子薄切りと炒めて、塩胡椒し、タヒニソースをかけた。
どちらの付け合わせも単品で立っているが、鯖とよく合い、好評。
 
簡素なサラダはレタス、ベビールッコララディッシュ、トマト、胡瓜にタヒニソース。

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それにハマス。オリーブやフェタチーズが合いそうだが生憎なくてスモークドチーズ。