アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

番外編:バミューダフィッシュチャウダー、その他

外食でも発見のあった「食の記録」はなるべくこちらに書こうと思う。

 

ロードアイランド州の、お気に入りの店。

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いつもまず生牡蠣を頼む。

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産地で全く味が違う。気に入ったものを覚えたいといつも思い、いつも忘れる。

 

写真は無いが、オリーブオイルと紫玉ねぎとケイパーを掛けた生帆立(クルード)が、とても気に入った。地元産の帆立は、甘くてねっちりとして、日本の帆立より濃厚な味と感じた。

 

 

スパイスを擦り込んだ炭火焼きの蛸、ひよこ豆添え

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蛸だけでもふっくら香ばしく美味しいのだが、赤と黄パプリカ、紫玉ねぎを細かく刻んでひよこ豆と和えたサラダが添えられているのがとても良かった。

 

 

バミューダフィッシュチャウダー

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初めて頼んだ。

何も掛けずに一口啜って予想外の美味しさで驚いた。

チャウダーはトマトと玉ねぎベースの濃すぎず緩すぎずのスープで、様々な大きさの切れの数種類の魚(恐らく、鮪、ヘイク、その他白身)が煮込まれているだけの、とても簡潔なもの。

(上に載っているのは大蒜を擦って焼いたサワードゥブレッド。)

 

そして、ブラックラム酒ラム酒にモラセスを入れてエイジングさせたもの)とライムが添えられている。これらを食べる直前に混ぜ入れるのがバミューダスタイルということだ。(写真の奥左は別に頼んだクラムチャウダー

 

あと欠かせないのが「シェリーペパーソース」。

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初めて見た。舐めるとピリリと辛いがアルコールは感じなかった(私は下戸である)。

裏面を見ると、シェリー、バードペッパー、スパイス、その他が混ざっている。

会社のウェブサイトで由来を見る。

乱暴にまとめると、かつて英国の船乗りが、船上の(まずい)給食の味を誤魔化すのに、激辛胡椒をシェリー酒の樽に放り込み、調味料として使っていたのが起こりらしい。

19世紀にはバミューダに英国の世界最大の造船所があったため、この普遍的な船上用の調味料が「バミューダ」に浸透した模様。

 

 

別のサイトで「バミューダフィッシュチャウダー」の起こりを少し見る。アメリカの他のチャウダーとは全く別物で英国起源、それが余りにまずかったためにバミューダ地元の人によって改良された、と。

 

この街の他の店でもメニューに見かけた。

船乗りと一緒にバミューダに持ち込まれて発展した料理が、同じく船乗りによってこのロードアイランド州の港町に戻って来たのだと思う。

アメリカで出会った一番美味しいチャウダーであった。