お節を作るまでは何ヶ月も飽きることなく「鍋+一品(主に生野菜系)」で夕食を済ませていたが、三が日で惣菜をいろいろ摘むのに慣れてしまった。
和物、酢の物、煮物が食べたい。
そして品数が欲しい。
そこでようやく、一年ほど放置していた使いかけの乾燥蚕豆を戻す気になった。
そして煮物3種を作った。
・かぼちゃの煮物
(ある時から写真が正しい向きにアップしなくなった。はてなフォトライフでも回転させられない。同じようなトラブルの人はいるのだろうか。)
甘い南瓜だった。戻した昆布、薄く切った生姜数枚とゆっくりと炊き、最後に醤油と唐辛子を入れ、3分ほど経った頃に火を止めた。味は火で入れず、冷める過程で染ませる。味醂を入れずとも十分。南瓜の甘味が移った煮汁も美味い。
・蚕豆の醤油煮
乾燥蚕豆は一粒一粒の戻り時間が著しく違うので、私にとって扱いにくい素材の一つ。
この記事を書きながら検索すると、乾燥したまま炒って香川名産の醤油豆を作るという手もあった! だがそのためにはまず1時間、気長に豆を炒る必要がある。覚悟ができるのはいつだろう。
結局、12時間ほど経ち8割の豆が戻った時にまだ硬い豆から先に茹で始め、戻った豆を後から追加することで、結果としては均一に良い煮え加減にすることができた。
非常に吹きこぼれやすいので、弱火で茹で、常に見張る。
茹で上がった蚕豆の鍋に、茹で汁の上から上記かぼちゃの煮汁を注ぎ、醤油を足して、そのまま煮上げた。かぼちゃの甘みとそら豆の苦味は相性が良く、何日経ってもその時々の美味しさがある。
・しじみの生姜煮
韓国産、しじみの剥き身の冷凍を見つけ買ってみた。適当にたっぷりの生姜と煮つけてみると、これが大変美味しかった。また作りたいので適当ながらメモ。
材料:(計量しておらず、しじみ以外は目分量)
・冷凍しじみの剥き身 100g
・生姜 皮ごと40gくらい
・酒 カップ1/3くらい
・味醂 大匙2くらい
・醤油 大匙1.5くらい
手順:
1 生姜を皮ごと針生姜にする。
2 鍋に酒、味醂、醤油を煮立たせて、1と冷凍のままのしじみを煮る。
3 少し煮詰まったら、火を止めそのまま味を染ませる。
・筍とわかめの辛味噌和え
(皿の手前左)
筍を、酢味噌をしっかり絡めて、さっぱりと。わかめのぬるっとした食感がよく合う。
材料:
筍水煮(袋入り)
わかめ
唐辛子入り味噌
米酢
手順:
✴︎筍水煮を少量の水でもう一度茹でた。そして熱いうちに調味料と会えた。この一手間で水っぽさがなくなりずいぶん味が変わる。
1. わかめはゆるま湯に戻す。
2. 小鍋に少量湯を沸かし、筍水煮をスライスして軽く茹でる。
3. その間に、味噌、味醂、米酢を合わせすり鉢で擦って、好みの味に整える。
4. 2の筍を湯切りし、水分をしっかりと切って、温かいうちに3で和える。
5. 戻したわかめはざく切りにして、4と和える。
レンジで蒸したブロッコリーをすり胡麻と酢醤油でさっぱりと。和辛子をしっかり効かせるのが好み。
材料:
米酢
辛子
醤油
手順:
1. 食べよい大きさに切ったブロッコリーをレンジで蒸す
2. その間に、胡麻をすり鉢で擦り、
3. 2に米酢、辛子、醤油少々を加え、和え衣を作る。
4. 熱いうちに和える。
因みに写真の皿左上の鉢に入っているのは、「鍋+一品」の時にも欠かさず作り置きしているキヌアタブーリ。茹でたキヌアにねぎと黒胡椒を混ぜ、大量のパセリ、それにミント、トマトと和えてレモン汁をたっぷりと。塩を入れないので保存しても水気が出ない。
食べる時には胡麻たっぷりと好きな油を回しかける。私はフラックスシードオイルかオリーブオイル。