赤、オレンジ、黄と鮮やかな色合いのベルペッパーは日本のパプリカと同じだろうか。
大きさは、まったく違うだろう。おまけに肉厚でずしりと重い。
3つで1kgほどあった。
立派なので、何かを詰めてローストしたくなった。

挽肉やチーズ料理が定番と思うが、これと相性の良い白豆を詰めたくなり、その夜、豆を水に浸して翌朝茹でた。
ここから、夕方に。
玉ねぎ、にんにく、マッシュルームをオリーブオイルでゆっくりと炒め、タイム、オレガノ、トマトペースト、ホットパプリカ、白いんげん豆、水を切ったツナ缶と炒め合わせる。器にするベルペッパーの一部を粗みじん切りにしたものも、加えた。
オレンジピールを水で戻して刻んだものも、入れた。
塩胡椒で味を整える。味は濃いめに。

ベルペッパーは立ててカップにしたかったが、安定が悪いので横置きに。一部を切り取って種を抜き、そこから上記を詰め込んだ。
入れたらスプーンで両端に押して詰めると、開口部は狭くてもぎっちりと入る。
パン粉を載せ、オリーブオイルを垂らして375Fのオーブンで焼く。
焼き上がり。

切ったところ

素材はよく合い、美味しいが、崩れるので食べにくい。
今度はトマトをもっと効かせて煮込むか?
・・・と出来立てでは思っていたが、
翌日、少し温めて食べたら果肉がしっとりと甘みを増し、まとまりも良くなり、こなれきった感。美味いと評判のイタリア総菜屋の前菜として売られていても遜色全くないね、と相方と意見が一致した。
1日おく、がポイントだな。
茹でて皮を剥いたビーツはカカオパウダー、クミン粉、塩胡椒、ミントソース、アーモンド、ベルペッパーのみじん切りと和えてみた。

スライスしたビーツにカカオパウダーと塩胡椒をさらりと振って口に含んでみたら美味しかったことによる思いつきの一品だったが、和えてしまうとパウダーが水分を吸ってパサつきが目立った。
しかし味付けのコンビは良い。これも翌日はカカオパウダーが染みて、ビーツチョコというべき物体に変化していた。
今度はスライスして食べる直前に振りかけるだけにしよう