アメリカ生活 野菜たっぷりご飯の記録

野菜好きが作る、やや変化球的ご飯。と暮らしの片鱗。

2022年お節①30日✴︎保存版(ココアチリ醤油風味の黒豆、叩き牛蒡、栗金団、ごまめ、煮しめ、宝袋)覚書

30日に準備したものを記します。

 

ココアとチリ醤油風味の黒豆

常々、黒豆の持つ仄かな苦味は、チョコレートと合いそうと思っていた。今年はココア風味にしてみたところ、大ヒットとなった。

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とは言っても甘くする訳ではなく、チリペッパーと醤油味。どちらもほんのり。愛用のグリーンチリパウダーがなくなったので、カイエンペッパーを使う。チポトレでも合うと思う。

分量を量っていないのでレシピとは言えないが、カカオはココアを作るように割と多めに入れた。だから後で煮汁そのものも、美味しくいただいた。

材料:

黒豆

カカオパウダー

カイエンペッパー、

醤油少々

 

手順:

1 黒豆は一晩水に浸して戻し、皮が破れないようゆっくりと煮る。

2 少し硬めくらいで、カカオパウダー、カイエンペッパー、醤油少々で風味を整え、柔らかくなるまで火を通す。

3 火を止めて冷ます過程で味を十分にします。

 

 

栗金団(オレンジ風味)

こちらも柚子が手に入らないのでオレンジを代用した自分の大ヒット定番。甘味を加えずとも甘さ凝縮、かつ爽やかな柑橘が香る。栗とよく合う。

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材料:

さつまいも:大1本

クチナシ:1個

オレンジ(皮を細かく切り、果汁は搾る)

瓶詰め栗:作る個数分

 

手順:

1 薩摩芋は1.5cmほどの輪切りにして、半分に割ったクチナシで茹でる。

2 柔らかく茹で上がったら予熱を取って皮を剥き、身を滑らかになるまで潰し、粉ふるい用のざるで漉した。そこにオレンジ皮の細切りとオレンジ果汁少々を入れて、よく混ぜる。

(3 2を鍋で加熱しつつ練ろうとしたが十分な硬さがあるので、すぐに止めた。)

 

菊の花を思う。こすのは苦労だが、キメが違うので無精してはいけないと思った。

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4 大きめのスプーンに2を平たく伸ばし、瓶詰め栗を一粒載せ、それをラップに乗せ替えて、包み込むように形成。

 

 
叩き牛蒡

これも欠かせない定番。牛蒡を硬めに茹でるのがポイント。3日経っても美味しくいただけた

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材料:

・牛蒡110gほど(基本は100g)
・水、塩(茹で用)

 

和え衣:

胡麻: 大匙2
・醤油: 小匙2弱
味醂: 小匙1
・酢: 小匙1

 

作り方:

1 湯を沸かす間に牛蒡は洗って4つ割にし、瓶で叩く。
2 胡麻を半ずりにし、和え衣の材料全てシップロックの中で混ぜ合わせる。
3 湯が沸いたら塩を多めに入れて、牛蒡を2〜3分湯がく。固めに、歯応えを残す。
4 牛蒡の湯を切り、熱いうちに2のジップロックの中でよく揉む。封をして冷蔵庫へ。半日〜1日味を染ませる。

 

 

 

ごまめ(田作り)

韓国スーパーで求めた出汁用のいりこ。小さいが、歯応えよく問題なし。

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材料 

・片口鰯 60g

 

・醤油 大匙1弱

味醂 大匙1.5ほど

・酒  大匙1強

・蜂蜜 大匙1/2弱 

胡麻

 

手順:

1 片口鰯をフライパンで乾煎りする。最初は中火、小さなパチパチが聞こえたら火を緩めて、頭と尻尾がかりっとするまで。(約10分)

炒り上がれば皿に移して粗熱を取る。

2 胡麻以外の調味料を器に入れ、レンジで徐々に加熱して水分を飛ばす。味加減を見ながら。30秒x3〜4回くらい。

3 タレが熱いうちに1の片口鰯をタレに絡ませ、胡麻を振り加える。

4 ここ重要! 冷めるとベタベタ引っ付くので、冷ます時ベーキングシートに広げ、冷めたらそのままクルクル巻いて保存した。そうすることで今年は引っ付きを見事に防止できた!

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煮しめ

いつもと同じように、ゆっくり炊いた野菜の甘みと牛蒡の風味と濃い目の出汁を活かして、かなり薄味仕立て。今年は煮え加減、味加減バッチリ。干し椎茸、結び昆布は自作。

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材料:

・牛蒡、

・人参、

・蒟蒻、

・結び昆布(戻した昆布を結びやすい細さに切り長いまま結び目を幾つか作り、切る。)

・里芋、

・干し椎茸(3日ほど窓辺で干す、軸を外し、まず軸のある面、乾けば裏返して干し上げる)

・酒

味醂

・醤油

いんげん

・出汁(朝結び昆布用に戻した昆布出汁と、干した椎茸を一晩冷蔵庫で水に戻した合わせ出汁。

 

・扇人参を作ってみた。参照:https://youtu.be/EAD0bMShHIU

いんげんは別にさっと茹でた。

 

手順とポイント:

・使う昆布は薄めの昆布が良い。今回厚いのを使ったため、煮え時間がかなりかかった。(他の素材が先に煮上がり、次の宝袋と一種に煮上げた)

・人参は飾り人参も含め全て同じ厚さに揃える。=火の通りを同じにできる。

できる限り弱火で素材から出汁を得る。鍋は二つ同時使用。一つは人参用(甘味を取り出す)、片方の鍋は根菜出汁取り用。それぞれ常時煮え具合と煮汁の味をチェックしつつ、タイミングをみて相互の汁を味付け用に使う。

・蒟蒻は里芋の滑りを纏わないよう、里芋を加熱する前に引き上げる。

・全ての素材はしっかり味を染ませて、煮汁から取り出して保存。→盛り付けがしやすい。

 

1 まず平鍋に出汁を張り牛蒡、蒟蒻、結び昆布を中火で煮始める。ふつふつしてきたらさらに弱火に落とす。

 ミルクパンに出汁を張り、人参を弱火でゆっくりと煮る。

 

2 牛蒡が柔らかくなってきたら1に酒、人参煮汁、味醂、醤油を追加。

・人参の煮汁の味をみてから、味醂で甘味を調整。)

・ミルクパンにも平鍋の煮汁を少し取って移し、醤油を少し足して味を調整。)

 

3 牛蒡に味が染みたら平鍋から牛蒡、蒟蒻を取り出し、里芋、干し椎茸を加える。少し火を強めて温度を戻し、その後弱火に落としてできる限りゆっくり煮る。

4 火を止め、そのまま置いて味を染みさせる。その間に宝袋煮の下準備を行う。

5、宝袋を煮る準備が整えば、煮汁から各素材を引き上げ、保存容器に移す。

 

宝袋煮

菜食の滋味に改めて驚く。水抜きした豆腐を他の素材と炒めて油揚げに詰め、上記煮しめの煮汁を利用して味付け。里芋と人参は飾り切りした破片を利用。

具はその時々で良いと思うが、白滝、木クラゲの食感楽しく、里芋、美味しい。これらはぜひ加えたい。

 

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材料:

油揚げ

アボカドオイル(ごま油がなかった)

豆腐、

ひじき、

木くらげ、

人参、

里芋、

白滝、

グリーンピース

コーン

醤油

・煮汁は煮しめの煮汁+醤油

 

手順:

こちらを参考にさせていただきました。

http://naturaldietjapan.com/takarabukuro-2781/

豆腐は湯を沸かし、5分茹で、ザルに上げて水を切る、という方法は知らなかった。それをさらに絞って使った。

私は参考レシピと材料がずいぶん違うが、材料を炒め合わせるところは一緒。その際、醤油を鍋肌に直接入れてジュワッと焦がし、「焦がし醤油」で下味を付けた。

煮汁に煮え切らなかった煮しめ昆布と共に加え、味を整えながらゆっくり煮含ませた。

煮た後、こちらは当日まで煮汁ごと保管して味を含ませました。